伊藤園は、茶農家とともに高品質な国産緑茶原料を生産する取組みを通じて、緑茶製品の安定供給や持続的な農業経営を実現する「茶産地育成事業」によって生産する茶葉を100%使用した「お~いお茶 緑茶」ペットボトル入り飲料製品を、2023年5月下旬より順次展開を開始すると発表した。

伊藤園、「お~いお茶 緑茶」ペットボトル製品を「茶産地育成事業」による茶葉100%へ 5月下旬より順次切り替え

同社は、農業に深く関わる企業として安心・安全で高品質な緑茶原料の安定調達と国内農業の課題解決の両立に取組むため、1976年に「茶産地育成事業」を開始。その展開総面積は2023年4月時点で2,428haに達しており、2030年度を目途に2,800haまで拡大していく計画であるという。

また同社の主幹ブランドである「お~いお茶」は、「茶産地育成事業」を通じて茶農家とともに生産した茶葉を使用し、飲用シーン、季節、時代などに合わせた品質を追求する中で、茶葉のブレンドや火入れの時間など創意工夫した味わいづくりを行い、毎年進化しているという。

今回、「茶産地育成事業」を通じて生産する茶葉を100%使用した「お~いお茶 緑茶」ペットボトル入り飲料製品を、2023年5月の生産分より展開を開始。この「お~いお茶 緑茶」は、“さわやかな飲み心地と喉越しの香り”が楽しめるとともに、同製品を愛飲する人々と一緒に飲用を通じた持続可能な農業の推進へ貢献するとのことだ。

同社は、日本の荒茶生産量のうち約4分の1を取り扱うお茶のリーディングカンパニーとして、原料の安定調達と持続可能な茶農業の発展に貢献する取組みを積極的に推進している。

また、創業から積み重ねてきた技術や経験を活かして、茶畑から生産工程に至るまで創意工夫と進化を続けることで、お茶が持つ様々な可能性を追求しているという。

今後も、同社独自の取組み「茶産地育成事業」を推進し、農業に深く関わる企業として安心・安全で高品質な緑茶原料の安定調達と国内農業の課題解決の両立に取組んでいくとしている。