西日本旅客鉄道と大阪ターミナルビルは、大阪駅西地区において開発を進めている「大阪駅新駅ビル計画(仮称)」(2024年秋開業予定)の建物名称が「イノゲート大阪」に決定したことを発表した。

なお、地上の鉄骨工事が完了し上棟したとのことだ。

建物名称が「イノゲート大阪」に決定

「イノゲート大阪」には、オフィス低層階に貸会議室、フレキシブルオフィス、ラウンジ等の導入が決定したという。同計画では「イノゲート大阪」のポテンシャルを最大限活かすサポート機能を導入し、ビル全体で様々な働き方にしなやかに対応することで、交流が活性化し、新しいものが生まれ続けるワークプレイスを目指すとしている。

■「イノゲート大阪」概要

<開発が進む西部地区の玄関口、JR大阪駅直上の抜群のアクセス>

同計画は、大阪駅西側開発エリアの玄関口に位置し、周辺施設とは2階連絡通路で接続することで、歩行者回遊動線の起点となり非常に高い利便性を有しているという。

また、2023年3月に供用開始したJR大阪駅の新改札口(西口)と直結するほか、全7駅13路線の快適なマルチアクセスに対応。さらに、同日開業した特急「はるか」等が乗り入れる大阪駅(うめきたエリア)とも接続し、関西国際空港とのアクセスが便利としている。

2031年には「なにわ筋線」の開業により、JR大阪駅から関西国際空港までの所要時間が短縮され、国内だけでなく、海外へのアクセスも向上し、グローバルビジネスをサポートするとのことだ。

周辺施設からのアクセス

<多様化するワークスタイルにしなやかに対応するオフィス>

オフィススペースは、横長のビル形状を活かし、どの区画も整形な小割区画を整え、豊富な面積帯に対応。さらに、3mの天井高を確保し、北面の穏やかな採光とともに、広大な都市公園の緑豊かな眺望を楽しむことのできる開放的なオフィス環境を実現。

また、必要に応じて低層階に整備するラウンジや貸会議室といったオフィスサポート機能を活用し、オフィススペースとの使い分けを行うことで、賃貸借面積を抑制しながら多様化するワークスタイルにしなやかに対応する働き方を提案するとのことだ。

【左】オフィス内観(イメージ)【右】眺望を活かしたワークスペース(イメージ)