鳥貴族、直営60店舗で予約応対サービス「AIレセプション」導入 対話型AIの電話応対で予約数増加・人手不足解消に

飲食店向け予約管理システム「ebica」を運営するエビソルは、鳥貴族が展開する焼鳥屋チェーン「鳥貴族」直営60店舗で、2023年4月よりAI電話予約応対サービス「AIレセプション」の導入が完了し、稼働が開始したことを発表した。

鳥貴族が「AIレセプション」導入

「AIレセプション」は、24時間365日、飲食店への全ての電話をAIスタッフ「さゆり」が自動で一次対応する対話型AIサービス。

従来のプッシュボタン式の自動受付システムとは異なり、実際に人と会話しているかのように対応することができるのが特徴だという。

また、エビソルが提供する予約管理システム「ebica」の空席データと連携することで、来店当日の直前予約や予約内容の確認に加え、利用者が希望する時間帯の予約が埋まっていた場合には、前後の予約可能時間や近隣系列店舗を提案することも可能としている。

利用者の通話データを収集・分析し、常にアップデートを続けているとのことだ。

なお、実際に「AIレセプション」を先行導入していた鳥貴族の都内21店舗では、すでに当日のネット予約数が導入前と導入後の比較で約4.5倍、電話予約数が約1.5倍に増加。

特にピークタイムに店舗スタッフが電話対応にかかる時間や店舗への電話の不応答率が削減されるなどといった、店舗スタッフが目の前の利用者に向き合うことができるようになったという。

今後は、導入される60店舗にかかってくる月間推定3万件以上もの電話を対話型のAIスタッフが対応し、人手不足の解消を進めていくとのことだ。

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