トヨタ・モビリティ基金、「GDL」活動拡大に向けた支援開始 兵庫県・広島県・佐賀県で体験型ドライバーレッスンも開催

一般財団法人トヨタ・モビリティ基金(Toyota Mobility Foundation、以下、TMF)は、プロドライバーによる安全運転レッスンを通じて交通事故防止に貢献する、札幌市のNPO法人グッドドライバー・レッスン(以下、GDL)の活動の持続的な拡大に向けた支援を開始したと発表した。

「グッドドライバー・レッスン」

近年、高齢ドライバーによる事故の割合が増加、多くの地域で一層の交通安全対策が求められる中、ラリー競技の開催に多大な協力をしてくれた地域に恩返しをしたいというプロドライバーの思いが形となり、2019年にGDLが設立されたという。

2022年にはラリー競技と併催して全国で9回のレッスンを実施。レッスンは体験型で、参加者が自身のドライビング技術や身体の状態を知り、車の安全技術についても学べる構成となっている。

2023年は、ラリー競技との併催ではない形で、2023年春の全国交通安全運動(5月11日~20日)に合わせ、以下の通り開催頻度を高めて実施するとともに、一部の開催では午前・午後の2部制としてより多くの人が参加できる機会を提供するとのことだ。

■開催概要

●兵庫県三木市:5月11日
●広島県安芸高田市:5月13日
●佐賀県唐津市:5月16日

また、今後は、GDLが主催する形態から、地元の人々が自立して運営する仕組みへ移行することを目指しているという。

各地の自動車販売店や関連メーカーなどが主体となって地元の行政・警察と実行組織を立ち上げ、レッスンの楽しさと学びの質を維持しつつも、運営費用の削減を図り、持続可能な活動へ向けた改善を続けて、TMFはそのノウハウを活用し、GDLの仕組みづくりを支援するとのことだ。

モバイルバージョンを終了