日本航空(以下、JAL)とWisk Aero(以下、Wisk)は、パイロットが搭乗しない無操縦者航空機の整備管理制度の確立に向けた検討に関する基本合意書を締結したと発表した。
無操縦者航空機の制度設計や整備に関する連携・協力については、JALグループの航空機整備を担当するJALエンジニアリングが進めるとのことだ。
“空飛ぶクルマ”による移動の実現により、空の利活用の可能性が広がることが期待されているが、”空飛ぶクルマ”には航空機と同レベルの整備や運航の安全性、信頼性が求められるという。
両社は、誰もが安全かつ快適に移動できる空の旅を創造したいという共通理念のもと、JALの長年にわたる安全運航ノウハウとeVTOL型無操縦者航空機の開発を進めるWiskの技術力を活用し、無人航空機の社会実装の実現に寄与するとしている。
■両社による提携の概要
・日本における無操縦者航空機の安全運航に向けた制度や体制の検討
・日本における無操縦者航空機の実証飛行に向けた準備に関する検討
・無操縦者航空機の航空局認証取得に関する連携・協力