S-Boosterには6つの賞が用意されており、最優秀賞に選ばれたアイデアには賞金1000万円が授与されます。
2017年の初開催時には最優秀賞が100万円だったため、金額が大幅に増加していることがわかります。また、審査員特別賞とアジア・オセアニア賞はそれぞれ1件ずつ100万円の賞金です。
S-Boosterが始まったのは2017年からですが、その背景には宇宙ビジネスの裾野を拡大し、日本の産業成長の起爆剤となる場にしたいという思いがあります。
実際に、過去にS-Boosterで受賞したチームはすでに多くの実績を残しはじめています。
例えば、衛星データを利用したビジネスを展開する天地人は2018年に受賞し、今はJAXAベンチャーの1社として、データの地上利用から農業課題の解決にまで取り組み、国内外でサービスを提供しています。
また、宇宙ロボットを開発するGITAIは2019年に受賞しました。GITAIが開発した宇宙用ロボットアームは、2021年にISS(国際宇宙ステーション)へ搭載され、技術実証が行われました。
このようにS-Boosterの受賞は宇宙ベンチャーの誕生と発展のきっかけになっています。
今年のS-Boosterのスポンサーは、ANA、資生堂、スカパーJSAT、ソニー、ホンダ、三井物産、横河電機、LocationMindの8社です。
今年度からは資生堂が加わりました。上述した賞の他、各社がスポンサー賞を選ぶ、スポンサー賞(賞金は50万円)もあります。各スポンサーごとにテーマが提示されており、応募者はスポンサー企業の提示テーマに沿ったビジネスアイデアを提出することも可能です。
2023年の応募は2023年6月12日(月)17時まで(日本時間)となっています。
詳しい応募要項は以下のリンクからご覧ください。
⇒S-Boosterの詳細と応募要綱を見る
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