航空各社は、2023年度ゴールデンウィーク期間の利用実績を取りまとめたと発表した。
ANA
【国内線】
- 2023年旅客数のコロナ前(2018年)比は、84.9%。(2018年旅客数:1,235,721人)
- Peachを合わせた2023年旅客数は1,251,069人。(前年比115.4%、2018年比94.1%)
※2021年よりANA運航便の一部をPeachに移管しており、共同で航空輸送事業計画を策定。
※前年2022年、コロナ前2018年の同日と比較
トピックス
- 全路線合計で前年比1.2倍と好調。
- ピークとなった5月3日は、旅客数15.2万人とコロナ禍以降最高に。
- 全方面で前年以上の利用があったが、特に関西方面、中・四国方面は前年比1.2倍超となった。
- 年代別では、15歳以下が前年比1.3倍、65歳以上が前年比1.4倍と特に好調。帰省や旅行などで幅広い年代の人々が利用。
【国際線】
- 2023年旅客数のコロナ前(2018年)比は、63.4%。(2018年旅客数:257,980人)
※前年2022年、コロナ前2018年の同日と比較
トピックス
- 全路線合計で前年比2.8倍と好調。
- 海外発の利用客(訪日需要や北米・アジア間の接続需要)が好調に推移したことに加え、日本発の利用客も増え、利用率は76%に。
- 方面別ではハワイが前年比5.4倍と好調。コロナ前(2018年比)の9割超に回復。
- 4月29・30日の羽田・成田発、5月5~7日ハワイ発は、ほぼ満席の利用。
- ハワイに加えて、バンコク・ソウル・台北などアジア方面も日本発レジャー需要の回復傾向がみられた。
- 中国線も5月から上海線などを増便し、需要も着実についてきている。まだコロナ前の3割程度の便数であり、今後の伸びしろが大きい路線。
- 4月29日から日本の水際措置が撤廃、5月12日からは米国の水際措置も撤廃され、今後ますます海外旅行が盛り上がることを期待しているとのこと。
JAL
【国内線】
- 国内線の総旅客数は、2018年度比で101.5%まで回復。新型コロナウイルス感染症拡大前を上回る結果に。
- 方面別では、全方面で前年を上回る旅客数となり、特に関西方面では、前年比で120%を超え。
- 日別のピークは、下りが5月3日、上りは5月6日と7日。
【国際線】
- 国際線は、日本を含めた各国の水際規制緩和など、感染症危険度レベルの引き下げにより、新型コロナウイルス感染症拡大前の水準には達していないものの、総旅客数は約15万人、前年比で約2.3倍と大きく伸長。
- 方面別では、全方面で前年の総旅客数を大きく上回り、バンコク線やマニラ線、ソウル線を中心に高い搭乗率に。
- ホノルル線においても移動のピーク日に満席便が出るなど、着実に需要は回復。
- 日別のピークは、日本出発は4月29日、日本到着は5月5日と6日となった。
ジェットスター
【国内線】
日別利用率ハイライト
下りピーク:2023年5月2日および3日 – 94.7%
上りピーク:2023年5月6日および7日 – 96.5%
【国際線】
- 2023年度のゴールデンウィーク期間中、成田=台北・マニラおよび中部=マニラ線を運航
- 2022年度のゴールデンウィーク期間中は国際線の運航なし
日別利用率ハイライト
日本発ピーク:2023年4月29日 – 93.0%
日本着ピーク:2023年5月7日 – 92.2%
スターフライヤー
【国内線】
【国際線】
新型コロナウイルス感染症の影響により、期間中運休。
スカイマーク
【国内線】
期間中のピークは、下り便が5月3日、上り便が5月7日。