LINEヘルスケアは、同社が提供するオンライン診療「LINEドクター」において、2023年3月の月間診療件数が、2020年12月のサービス提供開始以降最多を更新、前年比293%達成したことを発表した。

2023年3月の月間診療件数が前年比293%達成

オンライン診療「LINEドクター」は、「LINE」アプリ上で診療の予約、無料ビデオ通話での診療、決済を完結することができるサービス。LINEユーザーであれば新たにアプリをダウンロードすることなく、体調不良時に「LINE」アプリ上で医師とつながり診療を受けることが可能となっている。

また、より幅広い場面でオンライン診療を活用できるよう、2022年12月より全国エリアを対象に、処方薬の配送サービスの提供を開始しているとのことだ。

■花粉症による処方薬配送サービスの需要が増加

新型コロナウイルスや季節性インフルエンザなどの症状による利用はもちろん、今年は花粉飛散量が例年よりも多かった影響もあり、オンライン診療および処方薬の配送サービスの需要が増加傾向にあったという。

さらにオンライン診療のみならず、薬の配送サービスと合わせてオンライン診療を利用する人の割合も高まり、2023年3月の月間診療件数は、サービス提供を開始した2020年12月以降最多を更新し、前年比293%を達成。

オンライン診療および処方薬の配送サービスの需要が増加傾向に

2023年3月における希望する薬の約8割は「花粉症の薬」であったことから、オンライン診療および薬の配送サービスと花粉症患者の相性が非常に良いことがわかったとしている。

次いで、「皮膚科の薬」や「鼻炎の薬」「風邪の薬」などの需要が高く、定期的に薬が必要となる疾患や通院するかの判断に迷う症状の際に、同サービスを利用する傾向がみられたとのことだ。

なお、同社が実際に同サービスの利用者へ行ったアンケート調査では、同サービスを利用するメリットとして、住んでいるエリアの医療環境に関わらず通院0分で利用できる点、花粉症などの定期的に薬をもらう必要のある慢性疾患において効率的に医師とコミュニケーションができる点などが挙げられたという。

また、幼い子どもを持つ子育て世代、仕事に日々追われる働き盛りの世代にとっては、時短につながるサービスとしての認識も広がりつつあるとしている。

薬需要の種類

オンライン診療「LINEドクター」は今後も、利用ユーザー、医療機関の皆さまの声をプロダクトに反映し、より利便性の高いサービス提供を行っていくほか、オンライン診療、対面診療を融合し、症状や生活スタイルに合わせて、ユーザーが最適な診療手段を選択できる世界を目指していくとのことだ。