Googleは、Googleフライト検索で2023年1月から3月にかけて検索された、2023年6月から8月発着予定のデータをもとにした分析結果を発表した。なお、新ツール「Destination Insights」についても紹介している。
日本発の海外旅行はアジアが人気
2023年6月から8月に日本国内から出発するGoogleフライトの検索では、日本を含むアジア太平洋地域が5箇所を占め、比較的距離の短いフライトを好む傾向が見られた。
日本はアジアの旅行客の検索率ナンバーワン
2023年6月から8月にアジア太平洋地域を出発するGoogleフライトの検索では、日本が最も検索された目的地となっている。以降は、タイ、米国、英国、韓国と続き、上位5か国のうち、アジア太平洋地域の国が3か国を占め、近隣諸国からの需要が目立つ結果に。
また、フライトの予約に最適な時期として、Googleフライトで日本から出発する旅行の過去の料金データを調べたところ、通常料金は約50〜90日前が最も低く、平均価格は出発の75日前に最も安くなっていることが判明したという。
ただし、Googleはこれらの料金予想は特定のルートには当てはまらない場合があるため、早めに計画して予約することが良いとしている。
なおGoogleフライトを使用すると、チェック中のフライトの運賃が一定の価格を下回ったときに、通知を受けることができるとのことだ。
目的地別のインサイトを見るなら「Destination Insights」
Googleは、各市場の旅行先トレンドを調べられるツールとしてDestination Insightsを公開。これは、5日前までの検索データを元に、各市場におけるインバウンド、およびアウトバウンドの上位目的地を調べることができるもの。
アジア太平洋地域で旅行を検討している人は、旅行の決定までに、平均28日間は旅行先への理想を追い求め、旅行の計画には約24日間を費やしているという。
Destination Insightsを用いて、現在需要が高まっている、または需要の伸びが大きい目的地を知ることで、マーケティングプランへの示唆を得ることができるとのことだ。