リモートワークサポートツール「ワカチエ」の運営を行うソノリテは、全国のリモートワーク制度のある会社員(1)新卒3年目以内/転職後3年目以内、(2)部長クラス以上(従業員500名以上規模の正社員)を対象に、「新型コロナウイルス5類引き下げに関する社員の意見」に関する調査を実施し、結果を公表した。
新型コロナが5類相当に。会社の働き方はどう変わる?
はじめに、部長クラス以上の人に、新型コロナが5類相当に引き下げられた後の働き方について調査を実施。
「新型コロナウイルスが5類に引き下がることを受け、自身が勤める会社の働き方は変わるか?」と質問したところ、「変わる予定」が41.8%、「変わらない予定」が50.5%、「わからない」が7.7%)という回答結果となった。
働き方が変わる予定と答えた人は4割程度となり、具体的には「アクリルパネルの撤去・マスク着用任意・テレワークの制限(50代/男性/東京都)」「テレワークが減る(50代/男性/茨城県)」などの声が挙がっている。
今後もリモートワークを続けたいのは約84%
先の調査で、新型コロナの5類引き下げはリモートワークに影響があることがわかったが、部長クラス以上の人は、今後もリモートワークを継続したいと考えているのか、新型コロナウイルスが5類に引き下がった後もリモートワークをしたいか?」と質問。
その結果、「毎日したい」が16.8%、「定期的にしたい」45.0%、スポットでしたい(体調不良時など)」22.7%、「したくない」15.5%となり、毎日したいと回答した人が1割以上、定期的やスポットでしたいと思う人が6割以上いることがわかった。
57%が「今後もリモートワークを続けたい」確立したライフスタイルはもう変えられない?
ここまでの調査で、部長クラス以上の人は、8割以上がリモートワークを継続したいと考えていることが明らかとなったが、入社3年目以内の社員はどのように感じているのか。
今後のリモートワークについてどのように思っているのか調査したところ、「新型コロナウイルスが5類に引き下がった後もリモートワークを続けたいと思うか?」の質問に、「とても思う」34.9%、「少し思う」22.3%、「あまり思わない」17.6%、「まったく思わない」25.2%という回答結果となった。
「とても思う」「少し思う」を合わせると、半数以上の人がリモートワークを続けたいと考えていることが判明し、部長クラスの人と同じように、リモートワークで時間を効率的に使いたいと考えてる人が多いことがわかる。
「連携が不十分」「日常会話の減少」リモートワークで感じた課題をピックアップ
新型コロナが5類相当に引き下げられた後も、リモートワークを続けたい人が多いことがわかったが、リモートワークにはメリットがある一方、デメリットも存在する。
リモートワークを行う際に気を付けるべきことや改善した方がよいと思うことなどはあるのか、「リモートワークを行う上での弊害や改善した方がよいと思う点をは何か(複数回答可)」と質問。
その結果、「社内メンバーとのやりとりや連携が不十分になりやすい」と回答した人が最も多く36.7%、次いで「社内メンバーとの日常会話が少なくなる」31.2%、「オンオフの区別がつかなくなる」27.0%と続いた。
リモートワークは、組織内のコミュニケーションの減少を招き、業務での連携が不十分になりやすいと考えている人が多いことが判明し、また、勤務時間の区切りをつけにくいため、社員のメンタルヘルスへの影響も懸念されるとのことだ。
【調査概要】
調査内容:「新型コロナウイルス5類引き下げに関する社員の意見」に関する調査
調査期間:2023年3月30日~2023年4月3日
調査方法:インターネット調査
調査人数:全国のリモートワーク制度のある会社員①新卒3年目以内/転職後3年目以内:809人、②部長クラス以上(従業員500名以上規模の正社員):220人
調査対象:全国のリモートワーク制度のある会社員①新卒3年目以内/転職後3年目以内、②部長クラス以上(従業員500名以上規模の正社員)
モニター提供元:ゼネラルリサーチ
<参考>
ソノリテ『「新型コロナウイルス5類引き下げに関する社員の意見」に関する調査』