京都市は、京都の景観の守るべき骨格の堅持を前提とした都市計画の見直しとの連動による「京都市企業立地促進プロジェクト構想」に基づき、京都駅南オフィス・ラボ誘導プロジェクトを始動すると発表した。
また、同プロジェクトの始動を首都圏の企業や開発事業者、金融機関等に向けて強力に発信するため「京都市企業立地セミナー『ビジネス拠点へ 京都の挑戦』」を東京都内において開催するとのことだ。
■京都駅南オフィス・ラボ誘導プロジェクト
京都の玄関口、市内屈指のビジネスエリアとしてにぎわう京都駅の北側や四条烏丸との連続性があり、交通至便でもある京都駅の南側のエリアにおいて、企業のニーズに応じた様々なインセンティブを組み合わせてパッケージとして提供するプロジェクト。
(1)プロジェクト始動日
2023年4月25日
※都市計画見直しの施行期日
(2)プロジェクト名称・ロゴ
京都駅南オフィス・ラボ誘導プロジェクト
(3)インセンティブ・パッケージ(概要別項)
1.建築物の高さ、容積率等を緩和し、オフィスビルやラボを誘導
●景観の守るべき骨格の堅持を前提とした都市計画の見直し
●特定用途誘導地区の活用
●総合設計制度の充実
●都市再生特別地区の活用
●地区計画制度の活用
2.京都市内でのビジネス展開を強力に支援、初進出大歓迎
●企業立地を支援する補助金制度を大幅に強化
賃貸用事業施設等立地促進制度補助金/本社・工場等新増設等支援制度/市内初進出支援制度
●新卒等の担い手確保の機会創出
●進出企業コミュニティ形成促進
●企業立地マッチング支援
●企業誘致推進室内にワンストップ窓口を設置し、伴走支援
(4)情報発信
●新設の首都圏企業誘致担当により、情報を強力に発信し、企業立地を一層促進
●パンフレットの作成・配布(5月)
●Webサイト「Kyo-working」による発信(5月)
●プロジェクト出発式の開催
なお、プロジェクトの開始に当たり、門川市長から京都市企業立地促進本部の本部員等に訓示・激励するとともに、同本部の決意を表明する「京都駅南オフィス・ラボ誘導プロジェクト『京都サウスベクトル』出発式」を開催するとのことだ。(2023年5月2日午後3時~3時30分/京都市役所本庁舎1階第1・2会議室)
■京都市企業立地セミナー
「ビジネス拠点へ 京都の挑戦~京都駅南オフィス・ラボ誘導プロジェクト『京都サウスベクトル』始動~」開催
世界的知名度を誇る京都のブランド力、伝統産業に培われた技術力、人口の1割を占める学生の力など、ビジネス拠点としての京都の魅力と、その魅力を最大限に活かす、京都の挑戦「京都サウスベクトル」とはどのようなものかを伝え、企業の京都進出を支援。
日程:2023年6月6日午後6時~午後7時45分
会場:東京ミッドタウン八重洲4F、大会議室2(東京都中央区八重洲二丁目2番1号)
対象:首都圏の企業、デベロッパー、金融機関等