ルイ・ヴィトンは、4月29日、ソウルの漢江に架かる潜水橋(チャムスギョ)にて、初のプレフォールファッションショーを開催すると発表した。

ウィメンズ・コレクションのアーティスティック・ディレクターであるニコラ・ジェスキエールが大切にしているクリエイティブなコラボレーションの精神を尊重して、Netflixオリジナルシリーズ『イカゲーム』で知られる映画監督ファン・ドンヒョクが、クリエイティブ・アドバイザーとしてショーの舞台美術を手掛けるという。

才能溢れる著名な韓国人監督との今回のコラボレーションは、地域の文化や芸術的な卓越性を世界規模で強調し、紹介するというメゾンの意志をさらに如実に体現するもの。

ルイ・ヴィトン、ソウルの漢江に架かる潜水橋(チャムスギョ)にてプレフォールショーを4月29日に開催

韓国の首都、ソウルの中心で、アイコニックな潜水橋を背景に、ルイ・ヴィトンは2023ウィメンズ・プレフォール コレクションを発表。これは、メゾンと韓国の間で長年にわたり培われてきた密接な関係における新たな章のはじまりであるとのことだ。

「旅の真髄(こころ)」を体現すべく、伝統と革新の融合を目指すルイ・ヴィトンは、世界各地の著名なロケーションや建築史上重要なランドマークでショーを開催し、優れたデザインと地域文化へのオマージュを表してきた。

今回のソウルでのショーは、ゲストと世界中の視聴者の双方が、600年の歴史と最先端のイノベーションが融合するこの活気溢れる大都市に注目することになるという。1991年にルイ・ヴィトンがソウルに1号店をオープンして以来、この街とエネルギッシュな文化は、常にインスピレーションの源となってきたという。

2017年には「Volez, Voguez, Voyagez – Louis Vuitton(空へ、海へ、彼方へ──旅するルイ・ヴィトン)」展が開催され、ルイ・ヴィトンの文芸誌でもたびたび取上げられているほか、フランク・ゲーリーが手掛けた注目のルイ・ヴィトン メゾン ソウルでは、待望のレストランのポップアップが開催されるなど、メゾンとこの街の関係はますます広がり、育まれ続けているとのことだ。

この都市の中心に流れるのが、ソウルのシンボルとも言える漢江。ソウルのエスプリが凝縮されたこの川は、過去、現在、そして未来が完璧に調和する場所であるとしている。

「2023-2024韓国訪問の年(Visit Korea Year 2023-2024)」に合わせて開催されるルイ・ヴィトンのプレフォールショーは、インクルーシブな文化イベントとして、ゲストと海外の視聴者の双方に、ユニークで忘れがたい体験を提供するという。

ショーの模様は、現地の参加者に加え、ルイ・ヴィトンのソーシャルメディアやソウル市内各地に設置されたパブリックスクリーンで全世界へ向けてライブ配信される。さらにメゾンでは、ショーを間近で体験できるよう、地元のファッション学生100名を招待。

ショーの後も、ルイ・ヴィトンは、今後予定されているさまざまな施策を通じて、ソウルの美しさと漢江のユニークな魅力を世界に発信していくとしている。これは、ソウル特別市および韓国観光公社との戦略的パートナーシップ契約(MOU)の締結に象徴されるとのことだ。

まずルイ・ヴィトンは、ソウル特別市との密接な連携により、このユニークな水路のプロモーションを展開。同市との戦略的パートナーシップを通じて、短期、または長期のさまざまなプロジェクトに取組み、漢江の自然資源の保護と生物多様性の向上へ向けて率先して活動していくとしている。

さらに、メゾンは、「ルイ・ヴィトン シティ・ガイド」シリーズのソウル版に漢江に関連したコンテンツを掲載し、潜水橋(チャムスギョ)ウォーキングフェスティバルにブックキオスクを設置する予定。

最後に、ルイ・ヴィトンと韓国観光公社は、ソウルに焦点を当てたルイ・ヴィトンのフォトブック「ファッション・アイ」シリーズやソウルを世界に紹介するコンテンツの開発など、ソウルのプロモーションと観光活性化のための多彩プロジェクトを共同で実施するとのことだ。