明和地所は、低炭素社会の実現に向け、ゼロエネルギー住宅(ZEH)を2023年4月に千葉県浦安市今川に竣工したことを発表した。
ゼロエネルギー住宅は、高気密高断熱(断熱等級7(最高等級)、UA値=0.19、気密性能C値=0.2)、環境に配慮した太陽光発電と蓄電池を搭載し、自家消費率を最大化させた「光熱費込み」(電気代月間260kWh迄無料)の賃貸住宅。
屋根の太陽光パネルで発電した電力を蓄電池にためて夜間も利用出来るようにしているという。
また、温暖化抑制のため屋根置き太陽光発電による再生可能エネルギー電力を最大限活用。約8割程度のエネルギーは屋根の太陽光発電で賄い、約2割ほどの発電所から発生するCO2はJクレジットでオフセット予定とし、2050年目標であるカーボンニュートラルな賃貸住宅を実現している。
なお、東証プライム市場上場企業はプライム化経過措置終了の2025年3月以降、TCFなどに準拠した温室効果ガス削減の情報開示が求められるが、その要素の一つとして、従業員の民間借上社宅も含まれるという。
ゼロエネルギー住宅は温室効果ガス削減に貢献し、温室効果ガスのサプライチェーン排出量Scope3の削減に対応。
温室効果ガス排出ゼロとすることで削減に貢献し、その成果を開示することができるとのことだ。
同社は今後、浦安市では北栄エリア(最寄:東京メトロ東西線浦安駅)に同様スペックの賃貸住宅の建築を予定。
また、ほかエリアでは同物件施工会社のアールデザインが加盟している「ウェルネストホーム」で全国的にゼロエネルギー賃貸住宅の展開を開始しているとのことだ。