おむつのサイズアウトロスは年間約2,000万枚 ネピアGenki!、「おむつ無料交換便」サービス開始 開封済みのおむつも交換可能

王子ネピアは、独自調査によりママパパの間でフードロスならぬ“おむつのサイズアウトロス”が悩みの種になっている状況が明らかになったことを受け、「おむつ無料交換便」の取組みを開始すると発表した。

「おむつ無料交換便」の取組みを開始

「おむつ無料交換便」サイズアウトしたGenki!のおむつを新サイズに交換するサービス。

同社は、本来なら子供の成長の証であるサイズアウトのタイミングが親の隠れたストレスになっていることに着目。中途半端に余ったおむつの処分に困るといったママパパの悩みに寄り添うために、サービス実施に至ったとしている。

「おむつ無料交換便」では、すでに開封したGenki!も、無料で新しいサイズに交換するとのことだ。

なお同社は、“おむつのサイズアウトロス問題”の実態についての調査も実施。調査結果は下記のとおり。

■おむつのサイズアウトロス問題の実態

(1)子育て当事者の7割以上が、サイズアウトによっておむつを余らせてしまった経験がある。
満3歳~4歳未満の子を持つ子育て当事者の7割以上が、サイズアウトによって未使用のおむつを余らせた経験あり。

子育て当事者の7割以上がおむつを余らせた経験あり

(2)その内、7割以上が“サイズが合っていないおむつを使って尿漏れした”などのトラブルを経験。約9割が「もったいない」と感じている。
(1)の子育て当事者の内、71.4%が“サイズが合っていないおむつを使って尿漏れした”などトラブルを経験。また、子育て当事者全体の87.8%がサイズアウトにより未使用のおむつが余ってしまうことに対して「もったいないと感じる」と回答。

【左】【右】

(3)推計で年間約2000万枚のおむつが余り、500万枚以上が廃棄されている状況が明らかに。
推計によると、おむつロスの年間累計枚数(0~3歳分の合計)は約2,000万枚。また、500万枚以上が廃棄されている状況が明らかとなっている。

【左】【右】

■物価高と家計(子育て関連)の実態

(1)大多数(8割以上)の子育て当事者は物価高により「家計が困っている」と回答。
過半数が子育て関連の家計支出が増加(平均約9,000円)していると回答し、ロスによる負担が重くなっている状況に。
また「物価高で家計が困っている」と回答した子育て当事者の過半数(51.2%)は「子育て関連の家計支出が増加」と回答している。

(2)物価高により「家計が困っている」子育て当事者の9割以上が『おむつ無料交換便』を利用したいと回答。
子育て当事者全体の86.7%が「子供の成長によっておむつが小さくなり、余ってしまった未使用のおむつの無料交換サービス」利用を希望。物価高により家計が困っていると回答した子育て当事者の利用希望率は91.7%となった。

【左】子育て当事者は物価高により「家計が困っている」と回答【右】「おむつ無料交換便」を利用したいか

■子育て当事者のおむつの購入実態

(1)おむつ購入に関する意識としては「おむつを無駄にしたくない」が「安く購入したい」に次いで多い回答に。
おむつ購入に関する意識として、全体の63.2%の子育て当事者が「おむつを無駄にしたくない」と回答。

(2)おむつを買う際に重視する要素としては「サイズフィット」が「価格」に次いで重視されている。
おむつを選ぶ際に重視する要素としては全体の58.5%の子育て当事者が「サイズフィット」と回答した。

【左】おむつ購入に関する意識【右】おむつを買う際に重視する要素

【調査概要】
調査名:子育て当事者「おむつのサイズアウトロス」問題に関する調査
調査方法:インターネット調査
実施期間:2023年3月28日~2023年3月30日
調査対象:600名の男女

<参考>
子育て当事者「おむつのサイズアウトロス」問題に関する調査

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