「無印良品のリノベーション」を展開するMUJI HOUSEは「ぜんぶ、無印良品で暮らそう」キャンペーンを4月21日より実施すると発表した。

同社にて性能向上し、再生した団地住戸に2年間住み、「暮らしの住まいモニター」として活動する人を募集するとのことだ。

MUJI HOUSE、「ぜんぶ、無印良品で暮らそう」キャンペーン開始 「暮らしの住まいモニター」募集 家具類も無印良品から提供

■取組趣旨

同社では、住まい手が自在に自分の暮らしに合った住まいを編集できるリノベーション=「MUJI INFILL 0」を2015年より提案している。この「MUJI INFILL 0」を通じて、都市に賢く暮らすための住まいを考え、自分らしい暮らしをみつけるための手伝いを続けているという。

また、住む人の自由な暮らしの実現のため、2021年より古くなった団地やマンションを買取り、再生して販売する取組を行っている。近年、新築・中古マンションの価格高騰が続いており、多くの人にとって住まいの選択肢が限られる状況とも言える中、リーズナブルでありながら、「感じ良いくらし」を体感できる住戸として提案。

そして今回、1人でも多くの人にこの取組を知ってもらうために、同企画を実施するとしている。

■企画概要

同社では、これまで2013年に「三鷹の家」「千里シェアルーム」、2017年に「鎌倉の家」にてSNSから応募した人の中から1組を選考し、同社が設計または施工した住戸での暮らし体験モニターとして、積極的に住まいをレポートする取組を実施してきたという。

今回も、同社の性能向上リノベーション、「MUJI INFILL 0」にて再生した団地住戸に2年間住み、暮らしの住まいモニターとして住まいに関する情報発信を行うことが条件。

また、住戸だけでなく、家具についても提供するとし、無印良品にて取り揃えている商品から暮らしのシーンに合わせて専任のアドバイザーと一緒に選ぶことができるとのことだ。

・募集概要
同社が所有の団地住戸に2年間「暮らしの住まいモニター」として実際に住み、2年間のモニター期間中、レポーターとしての活動、同社の企業活動に協力する1組を募集。

・居住条件
モニター期間中の賃料・共益費は無料
レポーターとしての活動、同社の企業活動に協力できる人
入居期間は2023年7月頃から2年間
入居時に必要な無印良品の家具類は同社より用意

MUJI HOUSE、「ぜんぶ、無印良品で暮らそう」キャンペーン開始 「暮らしの住まいモニター」募集 家具類も無印良品から提供

・応募期間
2023年4月21日11:00 – 2023年5月21日23:59

・応募方法
MUJI HOUSEアカウントのInstagram、twitterに掲載している応募フォームから応募
キャンペーンサイト:https://www.muji.net/renovation/campaign/fujisawanoheya/

■住居概要
神奈川県藤沢市にある、「MUJI INFILL 0」でリノベーションした集合住宅の5階の住戸が同企画対象の住戸。1982年築76.25㎡の部屋を今の暮らし方に合うようリノベーションしたという。

また、同住戸については、建築物における省エネ性能を第三者評価機関が評価し認証する、建築物省エネルギー性能表示制度BELS(ベルス)で最も評価が高い5つ星を取得。天井と外壁面には断熱材を入れ、窓にはインナーサッシを設けることで一般的に寒暖差が激しくなりがちな最上階の住戸の温熱環境を改善しているとのことだ。

この結果、国土交通省が定める平成28年省エネ基準値に比べて建物の断熱性能評価指標である外皮平均熱貫流率は35%向上、設備機器類の消費エネルギー量を含めた建物全体の設計一次消費エネルギー量は、国の定める省エネルギー基準相当の家と比較し、20%削減、光熱費の想定計算値では年間約15%削減効果のある住戸となっているという。

・物件概要
所在地 神奈川県藤沢市周辺
階層 5階建5階部分
築年 1982年
改築年 2022年
構造 鉄筋コンクリート造
床面積 76.25m2