エンターテインメント企業のstuは、シリーズAラウンドにおいて、インキュベイトファンド、KDDI Open Innovation Fund 3号、松竹ベンチャーズの3社から総額3億円の資金調達を実施したと発表した。

stu、シリーズAラウンドにて総額3億円の資金調達

今後、DXを活用した独自の撮影スタジオや映像編集スタジオの創設を推し進め、グローバルマーケットを視野に入れたコンテンツ開発事業の拡大に注力するとのことだ。

stuは、ハリウッドや韓国などの映像事業先進国の事例を取り入れた優位性のあるコンテンツ制作を行い、日本発のグローバルヒット作品創出を目指しているという。映像制作の重要なプロセスである「原作開発」において、グローバルスタンダードのワークフローを実施。複数の脚本家が集う「ライターズルーム」形式の原作開発や、最新のポストプロダクションワークフローを備えた編集スタジオを自社オフィス内に設立している。

また、エッジテック事業ではKDDIと共同で、体験型コンテンツやデジタルツイン、クラウドレンダリングのサーバー開発、ローカル5Gネットワークを活用したワイヤレス映像撮影システムの構築など、エンターテインメントのDXに取り組んでいるとのことだ。

KDDIや松竹グループとの連携強化を通じて、デジタル興行事業やグローバル展開可能なコンテンツの共同開発、新たな制作手法の開発などにも積極的に取り組む予定だとしている。