日本トレンドリサーチは、注文住宅のナチュラルハウスと共同で「マスク着用」に関するアンケートを実施し、結果を公表した。
■95%近くが、マスクを「必ず」もしくは「だいたい」着用していた
マスク着用が「個人の判断」になった3月13日以前は、外出する際にマスクを着用していたか調査したところ、「必ず着用していた」が76.3%、「だいたい着用していた」が18.6%と、ほとんどの人がマスクを「必ず」もしくは「だいたい」着用していたという結果に。
続いて「必ず着用していた」「だいたい着用していた」と答えた人に、マスクを着用していた場面を質問したところ、97.4%の人が「スーパーや飲食店など外出先の室内では必ずマスクを着用していた」と回答。さらに「公共交通機関やタクシーの中」が82.9%、「公園や歩道など外出先の屋外」が73.8%という結果となった。
■9割以上が、個人の判断でも「引き続きマスクを着用している」と回答
さらに、マスクの着用が個人の判断に変更された3月13日以降は、外出する際にマスクを着用しているかを質問したところ、「必ず着用している」が60.4%、「だいたい着用している」が30%と、9割以上の人が「引き続きマスクを着用している」と回答した。
また、マスクの着用が個人の判断に変更された3月13日以降に、マスクを着用している場面では、「スーパーや飲食店など外出先の室内」が96.8%で、非常に高い数値となった。
また、「公共交通機関やタクシーの中」も80.8%と、マスク着用が個人の判断になる以前と同じく高い割合に。
「引き続きマスクを着用している」理由としては、「周りがまだマスクをしているから」といった意見が多くあった一方で、「マスクで顔を隠したい」「苦痛ではないから」と、コロナとは関係なくマスク着用を肯定している人も多い結果に。
■71.6%が、マスクの着用が個人の判断に変更されて「良かったと思う」
続いて、マスクの着用が個人の判断に変更されて、良かったと思うか調査したところ、71.6%と半数以上の人が、マスクの着用が個人の判断に変更されて「良かったと思う」と回答。
その理由として、「マスクを強制するのは間違っている」といった意見が多くなった。
一方で「良かったと思わない」と回答した人の理由は、「まだコロナが終息したわけではないから」や「周りがマスクをつけているので外しにくい」といった意見が多い。また、「顔に自信がないから顔を隠せるマスクは義務にして欲しかった」といった声も見られたとのことだ。
■5類移行でも66.2%が「引き続きマスクを着用する」
5月8日に新型コロナウイルスの感染症法上の位置づけが季節性インフルエンザなどと同じ「5類移行」を予定されいるが、「5類移行」になった場合のマスク着用について、66.2%の人が「引き続きマスクを着用すると思う」と回答。
「引き続きマスクを着用すると思う」と答えた人の理由として、コロナが終息するまで安心できないといった意見が多くあった。
また、「着用しなくなると思う」と答えた人の理由は、「暑くなるから外したい」といった意見が多くあった一方で、「マスクが感染症対策として有効だったか怪しい」といった意見も見られたとのことだ。
「マスク着用に関するアンケート」調査概要
調査期間:2023年3月28日~2023年4月5日
調査機関:日本トレンドリサーチ(自社調査)
調査対象:全国の男女
有効回答数:1000サンプル
調査方法:インターネット調査
※原則として小数点以下第2位を四捨五入し表記しているため、合計が100%にならない場合あり。
<参考>
日本トレンドリサーチ/ナチュラルハウス『マスク着用に関するアンケート』