兵庫県姫路市で個展「チームラボ 圓教寺 認知上の存在」開催 「存在とは何か」を問う展覧会 4月29日より

チームラボは、兵庫県姫路市の書寫山圓教寺(しょしゃざんえんぎょうじ)にて、物理空間には存在せず、人々の認知上にのみ存在する現象をコンセプトに、「存在とは何か」を問う展覧会「チームラボ 圓教寺 認知上の存在」を、4月29日~12月3日までの期間で開催すると発表した。

チームラボ「我々の中にある巨大火花」©チームラボ

同展では、物質的には存在しないはずの光の造形や輝きを見る者に知覚させる作品「我々の中にある巨大火花」と「質量のない巨大太陽」を展示するとのことだ。

チームラボ「質量のない巨大太陽」©チームラボ

チームラボは近年、「生命とは何か?」そして「存在とは何か?」という大きな問いをテーマに制作に取組んでいるという。

会場は、平安時代から1千余年の歴史を刻む名刹・書寫山圓教寺の三之堂を構成する伽藍のひとつで、後白河法皇の勅願により創建された「食堂(じきどう)」(国指定重要文化財)。

2階建の仏堂としては日本の指定文化財の中で最大規模となる建物の1階、全長約38mの奥深い空間が、チームラボによる最新の作品空間となる。

同展では、物質的には存在しないはずの光の形や輝きが環境と認知の作用によって現象として生み出されるというチームラボ独自の作品が鮮烈に表現される作品を発表するとのことだ。

書寫山圓教寺 三之堂 食堂

なお、同展は、姫路市立美術館による「オールひめじ・アーツ&ライフ・プロジェクト」の一環としている。

同プロジェクトは姫路の二大文化資源である姫路城と圓教寺をつなぎ、新たな姫路の魅力を国内外に発信することを目的に、2021年から2024年まで4年に渡って展開。チームラボは今年度の招聘アーティストとして展示するとし、圓教寺に続き、姫路市立美術館でも展覧会を開催するという。

「チームラボ 無限の連続の中の存在」と題し、前期・後期で全ての作品を入れ替えて開催。会期は7月22日から2024年1月23日を予定しているとのことだ。

■チームラボ 圓教寺 認知上の存在

会期:2023年4月29日~12月3日
開催場所:書寫山圓教寺 食堂(兵庫県姫路市書写2968)

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