NTT都市開発は、「神戸アリーナプロジェクト」(神戸市中央区)が、2025年2月の竣工を目指して新築着工したと発表した。
One Bright KOBEが運営を担当し、大阪・関西万博の開幕時期である2025年4月に開業予定だとしている。
同プロジェクトは、神戸市が公募した新港突堤西地区(第2突堤)再開発事業において、2021年に優先交渉権を獲得したNTT都市開発、スマートバリュー、NTTドコモの3社コンソーシアムによる民設民営のアリーナプロジェクト。
主要ターミナルである三ノ宮駅から徒歩圏内に位置し、神戸空港や新幹線の駅からのアクセスも良好で、メリケンパークやハーバーランドに隣接する水辺のアリーナとなる。
アリーナは1万人収容で、B.LEAGUEの「西宮ストークス」の本拠地としてホームゲームが開催されるほか、さまざまなスポーツや音楽コンサート、e-Sports、MICEなど多様なイベントに対応。館内にはVIPラウンジを設けるほか、オープンテラスのある飲食店を併設し、周辺にオープンスペースも整備される。
開発の目標は、「次世代に誇れる新たなランドマーク」を創出することで、国内外からの観光客が訪れる場所を作り出すことを目指すという。阪神・淡路大震災から30年の節目に開業予定のアリーナの外観デザインは、「神戸から感動と興奮を発信し、世界へ羽ばたく姿」を表現しているとのことだ。
運営においては、「この世界の心拍数を、上げていく。」をテーマに、「ソフト・ハード・デジタル・ソーシャルの4つがつながるSmartest Arena」というコンセプトで推進し、多くのパートナーと共創していく予定だとしている。