ロボットベンチャーのドーナッツロボティクスは、メタリアル社と共同で、高齢者向けにチューニングされたChat GPTを搭載した家庭用見守りロボット「cinnamon(以下、シナモン)」を開発することを発表した。
多くの⾼齢者が持つ孤独感を最新のテクノロジーで解消し、幸福感と生活の質を向上させることを目的に、⾼齢者が簡単に使えるよう開発を進めていくとのことだ。
シナモンは赤外線センサーが搭載されており、電源が入っていればロボットの近くを通るだけで高齢者に話しかけることができる。
スマートスピーカーやテレビ、タブレットとの違いは、ロボットが自ら呼びかけることができる点だとし、これによりChat GPTの弱点である質問を待つだけの状況が解消されるとしている。
両社は高齢者との実験を行った上で、ロボットの量産化を検討する予定とのことだ。