アリババグループと化粧品会社ロレアルは4月18日、中国の美容産業における持続可能性を推進するための3年間の包括的提携を発表した。
同提携を通じて、両社は870億ドル（約11兆3,000億円）規模の中国美容業界サプライチェーン全体のグリーン化を促進するとともに、低炭素製品の開発や物流、マーケティング、消費者教育などで協力する予定だとしている。
同提携は、中国で販売される全てのロレアル製品に環境に配慮した包装を使用するという2018年に締結した契約など、アリババとロレアルが過去に取り組んできたグリーン消費促進の取り組みをさらに発展させたものだという。
アリババの物流部門であるツァイニャオ・ネットワークは、パリのシャルル・ド・ゴール空港近くに毎日数十万個の荷物を扱える物流センターを持ち、中仏貿易において重要な役割を果たしているとのことだ。
アリババグループ会長兼CEOのダニエル・チャン氏は、「持続可能な発展は、今や国境を越えて共有される課題や責任であり、社会的責任を意識する全ての企業にとっても、共通の目標となっています」とコメントしている。