経理DXを推進するTOKIUMは、全国の経理業務に従事する421名を対象に、経理の新入社員が担当する業務に関する調査を実施し、結果を公表した。
■新入社員に最初に任せる業務で最も多いのは「伝票入力」で44.9%
経理部門に配属された新入社員に最初に任せられる業務は、「伝票入力」が44.9%で最も多く、次に「経費精算の確認・承認(26.1%)」や「請求書支払業務(21.4%)」など、定型化された業務を担当する傾向が高いことが分かった。
■従業員規模による、新入社員に最初に任せる業務
会社規模によってこの結果に差はなく、伝票入力が最も多い業務となった。
ただし、「請求書発行」においては、従業員規模が1000名以上の大企業では10.1%、1000名未満の中小企業では23%と大きく差があるという結果に。また、「売上管理」や「現預金管理」においても、従業員規模によって差があることが分かった。
■46.6%の企業は経理DXに未着手
さらに、経理DXに関する調査では、「経理領域のDXで実施・検討している内容は何か」という質問に対し、「インボイス制度への対応」と「会計業務のシステム化」が45.6%で1位。また、「経費精算のシステム化」や「請求書発行のシステム化」も上位にランクイン。
一方で、経理DXに対応できていない企業が46.6%と、まだ取り組めていない企業が半数近くいることが明らかとなった。
【調査概要】
調査方法 :インターネット調査
調査期間 :2023年3月6日~7日
調査対象 :20代~60代の経理部門に所属する人
有効回答数:421
<参考>
TOKIUM『経理の新入社員の業務に関する調査』