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学情は、20代の社会人を対象に、「リスキリング」に関するアンケート調査を実施し、結果を公表した。
DXの加速によりリスキリングへの関心が高まっていることを受け、同社は、20代は新しいスキルの習得に関心を持っているのか、またどのようなスキルをどのような方法で身に付けたいと考えているかについて調査したとのことだ。
■20代の約9割がリスキリングに「取り組みたい」と回答
「リスキリングに取り組みたいか」という質問に対し、20代の43.3%が「取り組みたい」、43.9%が「どちらかと言えば取り組みたい」と回答。これにより、リスキリングに興味を持っている20代は9割に迫ることが分かった。
回答者からは、「DXのための知識やスキルを習得したい」、「変化が激しい時代なので、自分自身のスキルもアップデートしていくことが必要だと思う」、「ジョブ型が拡大すると、より個人の能力やスキルが重視されると思う。ジョブ型の拡大を見据えてスキルを磨きたい」といった意見が寄せられたという。
■リスキリングで身に付けたいスキル・知識は「語学スキル」が最多。次いで「プログラミングスキル」「デザインスキル」
また、「リスキリングで身に付けたいスキル・知識」として、「語学スキル」が49.6%で最も多く、次いで「プログラミングスキル」が48.7%、「デザインスキル」が47.0%、「データ分析・統計解析スキル」が40.0%と続いた。
●「語学スキル」と回答した20代の声
・海外でも活躍できる人材になりたい
・ダイバシティの推進により様々な国の人と一緒に仕事をする機会もより増えると思う
●「プログラミングスキル」と回答した20代の声
・DXの推進やAIの活用により、プログラミングができる人材はより必要になると思う
・デジタル領域で活躍できる人材になりたい
・今後も必要とされる分野で手に職をつけたい
●「デザインスキル」と回答した20代の声
・デザインスキルを習得し、副業など個人でも仕事ができるようになりたい
・フリーランスになりたいので、デザインやライティングなどクリエイティブなスキルを身に付けたい
●「データ分析・統計解析スキル」と回答した20代の声
・DXを企画し、デジタルを活用して課題解決ができるようになりたい
・大量のデータを収集できる時代なので、データから課題を抽出するスキルは必須だと思う
■リスキリングの際に活用したいものは「社内の研修制度」が最多。次いで「書籍・テキスト」「動画・アプリ」
「リスキリングの際に活用したいもの」は、「社内の研修制度」が69.1%で最も多く、その後に「書籍・テキスト」が59.7%、「動画・アプリの学習支援サービス」が59.0%、「社外の研修・スクール(オンライン)」が54.4%となった。
「社内の研修制度を活用するのが最も業務に直結するスキルを習得できると思う」「学び続けることが大切なので、書籍やアプリなどスキマ時間を活用できるツールで学びたい」などの声があがったとのことだ。
【調査概要】
調査期間:2023年3月13日~23日
調査機関:学情
調査対象:20代社会人(20代専門転職サイト「Re就活」/Webメディア「20代の働き方研究所」のサイト来訪者)
有効回答数:478名
調査方法:インターネットでのアンケート調査
<参考>
学情『「リスキリング」についてのアンケート』