ZEROCOは、食材や食品の鮮度を長期間高品質に保つことができる新しい技術「ZEROCO(ゼロコ)」事業を始動したと発表した。
「ZEROCO」は、温度約0℃かつ湿度100%弱を安定的に保つことを可能にした、冷蔵庫や冷凍庫に次ぐ第三の鮮度保持技術。従来の鮮度保持技術が温度管理に着目してきたのに対し、「ZEROCO」は温度帯だけでなく、100%に限りなく近い高湿度にも着目。
一般的な凍結技術では、食材の表面と中心の温度で差が生じることで冷凍に時間がかかるが、「ZEROCO」は食材の表面から中心の温度までを0℃で均一にキープすることで、氷結晶の発生を抑制し、細胞破壊が起こりにくい状態を作り出すという。これにより、食品の持つ細胞を崩さずに、鮮度の高い状態で長期間保存が可能とのことだ。
同社は、鮮度を長期間・高品質に保つことで食材本来のおいしさを生活者に届けるとともに、食材の寿命を延ばすことでフードロス削減にも貢献するとしている。