シノプスは、生活協同組合ユーコープが運営する94店舗の食品スーパーマーケットに、需要予測型自動発注サービス「sinops」を導入し、順次稼働していることを発表した。
「sinops」は、日配品・パン・惣菜など幅広いカテゴリの発注を自動化し、値引・廃棄ロスの削減や利益率の改善に貢献するサービス。
ユーコープは、約180万人の組合員がいる消費生活協同組合で、神奈川・静岡・山梨の3県に食品スーパーマーケット94店舗を展開している。
賞味期限が短く管理が難しい日配品カテゴリにおいて、自動発注システムの導入を検討し、2021年6月に3店舗で実証実験を実施したところ、発注にかかる時間を大幅に削減しつつ、期限切れの商品を廃棄することで生じる値引・廃棄ロス率の改善効果を実感し、全店舗での導入が決定したとのことだ。
今回の導入により、グロサリー、日配部門の年間稼働時間の5万時間削減を達成しており、2023年度中に10万時間削減が実現できる見込みだとしている。