メルカリは、中国市場における越境販売の経路拡大に向け、越境EC事業者のInagora、銘東株、楽一番、トリプルアートの4社と提携したことを発表した。
今回の業務提携によって、中国の利用者でも、Inagoraが運営する「日淘市集(リータオシージー)」、銘東が運営する「JPGOODBUY」、楽一番が運営する「楽一番」、トリプルアートが運営する「Masadora」など、提携企業が運営するECサイトを通じて、「メルカリ」上の商品が購入できるという。
なお、「メルカリ」の出品者は、これまで通りの配送方法と配送料での取引が可能とのことだ。
■提携企業およびサービス概要
●Inagora
「ショッピングに国境はない」をスローガンに日本の優れた商品をインターネットを通じて中国を始めとした海外の利用者に提供する越境ECアプリ「豌豆(ワンドウ)」を運営。
越境EC事業のノウハウを生かし、2022年11月に代理購入サービス「日淘市集(リータオシージー)」を開始し、インアゴーラが決済や物流を代行することで、日本のECサイトと中国の利用者を繋ぐサービスを提供。
●銘東
荷物転送サービス事業等を行う銘東は、越境ECビジネスにおいて、国内外の顧客へ物流ソリューションを提供する。唯一、日本郵便局構内に流通センターを構える民間企業であり、海外の顧客が通販にて日本製品を購入した際の転送サービス等を手掛けているという。
また、3PL物流事業や航空海運輸出入代行事業、IT化ソリューションサービス等も実施している。
●楽一番
楽一番は2014年から“国境を感じないEC体験”を提供する海外配送サービス「楽一番」を運営。関西および関東に複数ロジスティクスセンターを完備、中華圏、東南アジア、欧米諸国の利用者向けに安さと速さで配送することを実現。40万人超の海外利用者へ累計500万件超の発送サービスを提供している。
また、EC事業者向けに決済・運営代行・配送・広告を融合した海外販売ソリューションを提供。
●トリプルアート
トリプルアートは、二次元越境ECプラットフォーム「Masadora」を運営。「Masadora」は、日本で販売されるアニメ・漫画・ゲームなどの関連商品を大量に取り扱うほか、独自の倉庫と物流サービスでユーザーに安心でハイスピードな越境ショッピング体験を提供。
メルカリは、今後もグローバルなマーケットプレイスを展開し、世界的な循環型社会の実現に邁進するとのことだ。