LINE証券は、スマホ投資サービス「LINE証券」において、成年年齢引下げから1年が経過したことに伴い、Z世代(15歳~24歳の男女)を対象に投資に関する意識調査を実施し、結果を公開した。
■15歳~24歳の調査結果(n=400)
投資や資産運用に関する情報とのタッチポイントは多種多様に
「投資や資産運用に関する情報について、どこで見たり聞いたりしたことがあるか?」という質問に対して、「テレビ」が52%と最も多い一方で、「SNS」が47%、「インターネット」が46%とほとんど同等数という結果となった。
58%が「将来に向けて、投資や資産運用は必要」と回答、なかでも15歳〜17歳と22歳〜24歳の男性での割合が高い結果に
「将来に向けて、投資や資産運用はどのくらい必要だと思うか?」という質問に対しては、「とても必要だと思う」が18%、「やや必要だと思う」が40%となり、それらを合わせた【投資や資産運用は必要】という人は全体で58%となっている。
また、15歳~17歳、22歳~24歳の男性で、必要だと思う(とても必要だと思う、やや必要だと思うの合計)と回答した割合が高く、22歳~24歳の男性では7割を超える結果に。
「親の同意がなくても18歳から投資ができる」ことは、まだまだ認知が高いとはいえない状況
「成年年齢の引き下げにより、親の同意がなくても18歳から投資ができるようになったことを知っているか?」という質問に対して、「知っていた」と回答した人は31%に留まった。
成年年齢の引き下げから1年が経過したものの、認知向上を図るには、継続した働きかけが必要となる結果となっている。
■15歳~17歳のアンケート結果(n=100)
44%が成年(18歳)になったら、投資を始めてみたいと回答。特に男性は5割を超える高い水準に
「成年(18歳)になったら、投資を始めてみたいと思うか?」という質問に関して、「ぜひ始めたい」が14%、「やや始めたい」が30%となり、それらを合わせた『投資を始めたい』という人は44%となった。
特に男性では、始めたい(ぜひ始めたい、やや始めたいの合計)と回答する割合は5割を超え、投資に対する興味・関心が芽生え始めてきている傾向がわかったとしている。
52%が「投資をして得た資産は備えとして貯蓄する」と回答
「投資をして得た資産は将来どのように活用したいと考えるか?」という質問に対して、投資を始めたいと回答した人は一定層ではあるものの、そのうち半数以上の52%が「目的はないが備えとして貯蓄する」と回答。
そのほか、「自分の趣味・レジャーに使う」が46%、「自分の生活費に使う」が36%と、自分の身の回り(生活費や教育費)に回したい傾向があることもわかった。
■18歳~19歳のアンケート結果(n=100)
成年年齢引き下げによりできるようになったことのうち、「投資ができるようになる」の認知は26%
成年年齢の引下げによりできるようになることに関する認知は、「結婚ができる」、「クレジットカードが作れる」が高かった一方、「投資ができるようになる」ことを知っている人も2割台後半と、一定の層には認知されている結果となった。
【調査概要】
調査主体:LINE
調査対象:LINEリサーチモニター、日本全国在住の15~24歳の男女
調査方法:「LINEリサーチ プラットフォーム」利用の調査
調査期間:2023年2月24日~2月27日
有効回答:400サンプル
※表/グラフ中の数字は小数第一位または第二位を四捨五入しているため、合計しても100%にならなかったり、同じパーセンテージでも見え方が異なったりする場合がある
LINE証券『「Z世代の投資意識」に関するアンケート』