Amazonは、3月30日、Amazonの商品を配送する、独自の配送ビジネスの起業を支援する次世代の「デリバリーサービスパートナー（以下、DSP）プログラム」の運用を開始したことを発表した。

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同プログラムは、従来のDSPプログラムにおける提携パートナーの範囲を拡大したものとし、Amazonが25年以上にわたり培ってきた物流分野のノウハウや最高水準の技術、Amazonの商品を安全かつ確実に届けるために必要なサポートを提供。同プログラムに参画するパートナーとなる起業家と連携するとのことだ。

アマゾンジャパンは、すでに第一弾として新事業を立ち上げた複数のDSPの支援を開始しており、日本全国の起業家へサポートを実施。

今回参画した新しいDSPの中には、経営や配送の分野の未経験者のみならず、既に配送会社を運営しているが、更なる事業拡大を目指す人など様々なバックグラウンドを持つ起業家がいるという。

世界中の小規模事業者がDSPプログラムを通じて生み出した収益は260億ドル以上にもなっており、Amazonロジスティクス事業本部 本部長Awanish Narain Singh（アヴァニシュ・ナライン・シング）氏は、同プログラム開始について、次のように述べた。

「今回発表した次世代のDSPプログラムは、日本の物流分野で活躍したい起業家の皆様と連携します。Amazonと連携することで、パートナーの皆様は、起業家としての道を歩むための強固な基盤を築きながら、チームにとって安心・安全で高いモチベーションで働ける環境作りにより注力できます。」

同プログラムでは、DSPが地域社会と連携し、最適な人材を採用・育成し、Amazonは安定した配送量を確保しながら、物流分野の経験やテクノロジー、プログラムに特化したリソースを提供し、ビジネスの発展をサポート。

DSPとそのチーム、そしてAmazonがお互いの強みを組み合わせることで、日本の物流分野に弾みがつくことに期待を寄せているとのことだ。なお、今回新たに開始した同プログラムには、物流分野の経験や経営経験がほとんどない参加者もいるという。

プログラムの詳細やパートナーになるための条件等は、公式ページ（https://logistics.amazon.co.jp/）より確認可能となっている。