一般社団法人カーボンリサイクルファンド(以下、CRF)は、CO2の分離回収から利用・貯留・市場形成に向けたCO2バリューチェーン構築に向けた検討を社会実装ワーキングを2021年度から開始し、第1段として、広島県竹原市を中心としたカーボンリサイクルモデルタウン構想の検討を実施、2023年3月に最終報告を行った。
ワーキンググループ会合では、広島県、竹原市など行政関係者、地元企業やCRF会員企業など約20団体が協議に参画し、CO2の資源化(燃料化や鉱物化)、農林水産業の活用によるネガティブエミッションや地域の未利用資源の活用などについてアイデアを出し、議論を実施したという。
CRFは今後、議論したアイデアに係る民間事業者の社会実装をサポートしていくとともに、他の地方においてもカーボンリサイクルに係るシーズの発掘およびソースとのマッチングを行う予定とのことだ。