93.2%が過去半年間で現金を使用 3〜4種類の決済手段を使い分けている人が多数

Close up of female client hold smartphone paying for order using modern easy nfc technology, waiter give card reader machine for customer make payment transaction with cashless contactless method

ネットプロテクションズは、全国20〜60代の男女を対象に消費者の利用する決済に関する意識調査を実施し、結果を公表した。

■多くの人が3〜4種類の決済手段を使い分けている

「過去半年間に利用した支払い方法」を聞いたところ(複数回答)、1位が「現金」で93.2%、2位が「クレジットカード」で89.7%、3位が「QR/バーコード決済」で65.3%、4位が「電子マネー」で57.0%となった。

上位4つの利用者がいずれも過半数を超えており、3〜4種類の決済を使い分けしている人が多いことが分かった。

過去半年間に利用した支払い方法

20代に着目してみると、「QR/バーコード決済」が73.5%と、「クレジットカード」との差が20%未満に迫る勢いとなっており、身近な決済として利用が進んでいることが明らかとなった。

過去半年間に利用した支払い方法(20代)

■決済の使い分け方として「積極的にポイントがつく支払い方法を選ぶようにしている」を選んだ人が最も多い

次に、「どのように複数の支払い方法を使い分けているか」を尋ねたところ、「積極的にポイントがつく支払い方法を選ぶようにしている」が1位となった一方、「現金は、現金でしか支払えない場所でしか使用しない」が2位となり、「現金離れ」している人が多くいるという結果に。

そのほか、「支払うタイミングで、一番使いやすい支払い方法を選んでいる」「金額によって、支払い方法を使い分けている」も含め、上位5つが主な使い分けの選択基準と考えられるとのことだ。

どのように複数の支払い方法を使い分けているか

■どの決済においても「支払いが簡単だから」という理由で選択する人が多い

「それぞれの支払い方法を利用する理由」では、どの決済においても「支払いが簡単だから」という理由で選択している人が多く、利用に慣れている決済を選択する傾向が見られた。

中でも、クレジットカードは「自分の集めているポイントがつくから」「銀行からお金を下ろす手間が省けるから」などお得さや利便性の高さ、QR/バーコード決済は「スマホで支払えるから」というライフスタイルへのマッチにより選ばれているという結果となった。

一方、現金は「使いすぎる心配がない」という理由が多いことから、キャッシュレスは使いすぎを心配する人が多いことが推察されるとのことだ。

それぞれの支払い方法を利用する理由

■ネットショッピングにおいては「セキュリティの高さ」と「お得さ」によって決済を選択する人が多い

最後に「ネット通販で買い物をする際に利用する決済方法を選ぶ理由」について、50代・60代では「よりセキュリティが安心決済方法を選びたい」が最多となった一方、20代~40代では「よりお得な決済方法を選びたい」が最多となり、世代間での意識の違いが明らかとなった。

ネット通販で買い物をする際に利用する決済方法についての考え

【調査概要】
調査方法:インターネット調査(楽天インサイトのモニターパネルを対象)
調査時期:2022年12月6日~9日
調査対象:20〜69歳の男女
サンプル数:3,000人

<参考>
ネットプロテクションズ『決済利用動向アンケート

モバイルバージョンを終了