熊本県は、阿蘇くまもと空港の国内線と国際線のターミナルビル機能が一体化した、新旅客ターミナルビルが開業したことを発表した。

新ターミナルビル

同ターミナルビルでは、デジタル技術の活用により搭乗手続きの時間が短縮され、保安検査通過後の搭乗待合エリア内の店舗面積が従来の50倍の広さになるなど、利便性が大きく向上したという。

課題となっていた阿蘇くまもと空港へのアクセスを抜本的に改善し、50年後、100年後の熊本の未来の礎とすることを目指し、JR豊肥本線肥後大津駅と空港を結ぶ空港アクセス鉄道の整備に向けた取り組みを進めているとのことだ。

各地から空港へのアクセスが今後大幅に改善

熊本県は、かねてより東アジアを中心に新規国際空港路線の誘致へ取り組みを実施。

特に台湾線については、TSMCの熊本進出等により、今後航空需要の増加が見込まれることから、既存の「熊本-高雄線」の再開に加えて、「熊本-台北線」の早期実現を目指している。

そして2023年1月のチャイナエアライン本社へのトップセールスの結果、新ターミナルビルが開業日に「熊本-台北」のチャーター便の就航が実現。

熊本県では、引き続き熊本‐台湾線の就航に取り組んでいくとのことだ。