三井不動産は、プロジェクト会社「三中東区啦啦寶都股份有限公司」を通じて開発を推進していた、台湾初のららぽーと「三井ショッピングパーク ららぽーと台中」が、2023年5月16日にグランドオープンすることを発表した。
なお、施設全体のグランドオープンに先駆け、南館(41店舗)は2023年1月17日より順次オープンしており、北館(約260店舗)は2023年4月下旬にプレオープンするとのことだ。
三井不動産は、台湾3大都市圏(台北都市圏、台中都市圏、南部都市圏)すべてにおいてアウトレット事業を展開しており、同施設の開業により、すでに開業済の「三井アウトレットパーク」3施設との相乗効果を期待しているという。
今後も、台湾においてより魅力的な商業施設事業を展開していくとのことだ。
なお、同施設の出店店舗には、日本国外第1号店となるスーパーマーケット「LOPIA」や「UNIQLO」「GU」の2ブランド共同の大型店舗など日系店舗も多く含まれているという。
物販・飲食・エンターテインメントなどさまざまな用途をワンストップで楽しむことができる様々な店舗で構成され、店舗数は、台湾初出店16店を含む約300店となる。
また、脱炭素をはじめとしたサステナブル社会実現に向けた取り組みや地域コミュニティの拠点づくりにも積極的に取り組み、利用者が安心して施設で過ごせるよう、エレベーターボタンの非接触化や駐車場チケットレス化など、新型コロナウイルス感染症による新たな生活様式への対応にも努めていくとのことだ。
■施設コンセプト「for the Vivid Colors of Life」
1.立地・施設デザイン
活気あふれる空間を施設全体に創出し、台中における新たな拠点として魅力的なまちづくりに貢献することを目指しています。また、本施設は北館と南館の2棟に分かれており、周辺環境の特徴に合わせてメインカラーを抽出し、街並みとの調和するデザインを実現。
2.台湾初、地元・台中初、新業態をはじめとした多彩な店舗ラインナップ
台湾初出店ブランドや地元台中で愛される老舗店舗の新業態など、充実の店舗ラインナップを揃え。
(1)台湾最大級の日系ブランド集積を含む、多様なファッション・コスメブランドラインナップ
(2)ファッションからエンターテインメントまで、ファミリー向け業態も充実
(3)台湾最大級の日系グルメフードコート「饗 OMOTENASHI Dining」と多彩なレストランゾーン
(4)くらしを豊かにする充実のライフスタイルショップ
(5)様々なニーズに応える体験型店舗・生活利便サービス店舗
3.やさしい施設づくり
日本のららぽーと各施設で展開している「ママwithららぽーと」のノウハウを活かし、台湾でも「子育てに優しい施設」を目指した取り組みを展開。また、利用者および従業員の利便性向上に資する取り組みを進める。
4.地域コミュニティの拠点づくり
周辺地域と連携して作りあげた壁面アートが設置。また、イベント開催等により、地域コミュニティの拠点づくりを目指す。
5.サステナブル社会の実現に向けた取り組み
脱炭素をはじめとしたサステナブル社会の実現に向けて、「太陽光パネルの設置」、「屋上緑化」、「雨水利用」、「透水性ブロックの使用」、「既存樹の保存」などに取り組む。
6.新しい生活様式への対応
エレベーターにおけるボタンの非接触化や駐車場チケットレス化など、利用者が安心して施設で過ごせるよう、新型コロナウイルス感染症による新たな生活様式へ対応。
7.Mitsui Shopping Park 公式アプリをはじめとした便利なサービス
台湾における三井不動産グループの商業施設で利用できる会員サービスが、同施設の開業を機に従来の「Mitsui Outlet Park 会員アプリ」から「Mitsui Shopping Park 会員アプリ」に変更。名称が変わるとともに、便利な機能も拡充。