PERCUTは、2023年4月に創業10周年を迎えるにあたり、PERCUTに在籍する美容師57名に対し、「ここ10年での男性の美容意識の変化」に関するアンケート調査を行い、調査結果を発表した。
■ナチュラルヘアが今のトレンド？10年前と比べてオーダーは100％変化
「美容師をしていて（もしくは美容学生時代も含め）ここ10年で男性の髪型のオーダーについて、変化を感じるか？」と質問したところ、「はい」と回答した人は100%となり、全員がオーダーに変化を感じているということがわかった。
具体的に感じている変化として、「以前は束の質感がはっきりしたオーダーが多かったが、今はナチュラルなセンターパートなどのオーダーが増えた」「カラーをする方が減り、暗髪で縮毛矯正をする方が増えた」といった意見が多くみられたという。
10年前と比較してナチュラル志向の人が増加し、無造作な質感やナチュラルヘアが今のトレンドであると同社は考察。また、「ヘアカタログではなくTikTokなどのSNSで人気の韓国風ヘアをオーダーする方も増えている」という意見もあり、写真や動画をメインとしたSNSの普及に伴い、オーダー方法にも変化が感じられることが判明した。
■コロナ前後で髪型のオーダーに変化を感じる美容師は約7割！
「コロナ前後で男性の髪型のオーダーについて変化を感じるか？」と質問したところ、68.4%の人が「変化を感じる」と回答。
「変化を感じる」と回答した人に、具体的な変化を質問したところ、「目元や額が見えるよう前髪を上げるセンターパートが増えた」といった意見が最も多く、近年のマスク生活が髪型にも影響を与えていることがわかった。マスクで顔が隠れ暗い印象に見えてしまうため、スッキリと明るい印象に見えるオーダーが増加しているとのことだ。
また、「ワックスなどのスタイリング剤でセットしなくてもいいナチュラルなヘアスタイルが増えた」という意見も多く、オンライン授業やリモートワークなどが増えた影響もあり、ノーセットでも決まるヘアスタイルが増加していると同社は考察している。
■美容室での過ごし方は約半数の美容師が変化を感じると回答！
「ここ10年ほどで、利用者の美容室での過ごし方に変化を感じるか？」と質問したところ、「はい」と答えた人は47.4%と、約半数いることがわかった。
具体的な変化としては、「以前は待ち時間に雑誌などを読んでいた方も今はスマホを見て待ち時間を過ごしている」、「雑誌を要求されることが少ない」などの意見が多く挙げられ、スマートフォンの普及によって雑誌の需要が変化したという。
また、「雑談を好む人が減った」「接客不要の人が増えた」「飲み物のサービスが不要な人が増えている」など、新型コロナウイルスの感染予防対策とも思われる回答も多くみられたとのことだ。
【調査概要】
調査対象期間：2023年2月2日
調査内容分析：株式会社PERCUT
調査対象：男性専門美容室PERCUTに在籍する美容師57名（21〜46歳）
有効回答数：57名
調査方法：インターネット調査
＜参考＞
PERCUT『ここ10年での男性の美容意識の変化』