ニトリ、若手社員は最大5.6万円月給増 20年連続で総合職ベースアップを実施 パート・アルバイトも時給引上げ

ニトリホールディングスは、2023年春季労使交渉において3月15日、労使妥結に至ったことを発表した。

同社は今後も、労働条件の改善をおこなうことで、従業員の成長や意欲向上、そして労働生産性の向上へと繋げていくとしている。

ニトリHD

■2023年春季労使交渉(主な改定内容)

●ニトリ総合職社員:20年連続ベースアップ※若手社員で最大5.6万円の月例給アップ
●パート・アルバイト社員:10年連続時給を引上げ※制度昇給以外

ニトリは、これまでも経済動向に左右されることなくベースアップを実施してきたが、今年度、ニトリの総合職社員について20年連続となるベースアップの実施を決定。また、パート・アルバイト社員は10年連続となる制度昇給以外の時給引上げを決定しているという。

なお、昨年より従業員の働き方について見直しをおこなうとともに、各種手当についても改定を実施。その結果、ニトリ総合職社員の若手を中心に、月例給が最大で5.6万円上昇するなど大幅な給与水準の改定へと繋がっており、優秀な人材確保に寄与するものと考えているとのことだ。

新卒入社社員の初任給を引上げ※入社1年目で月例給最大28.9万円へ

採用競争力強化を目的として、新卒入社社員の初任基本給を引上げ。

●ニトリ:
四年制大学卒/255,000円
大学院卒/265,000円
(東京・大阪・神奈川勤務の場合)
※グループ会社であるホームロジスティクスにおいても新卒初任基本給の引上げを実施

また前述した各種手当の改定に伴い、入社1年目の月例給は最大で28.9万円としている。

社員群別賃金改定額

<ニトリ総合職社員>
●対象:組合員4,372人(平均年齢32.1歳)
●賃金改定額:月例給/一人平均18,186円(5.00%)
(内訳)
定期昇給:5,287円
ベースアップ含む賃金改善:12,899円

<パート・アルバイト社員>
●対象:28,583人
●賃金改定額:時給
一人平均53.6円(5.01%)

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