岐阜県関市と日産、EVを活用したまちづくりで連携 脱炭素化の推進や災害時の電力供給

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岐阜県関市、日産自動車、岐阜日産自動車の3者は10日、「電気自動車を活用した脱炭素化及び災害に強いまちづくりに関する連携協定」を締結した。

「電気自動車を活用した脱炭素化及び災害に強いまちづくりに関する連携協定」締結

同協定は、「走る蓄電池」となる電気自動車(EV)の普及や脱炭素化の推進と同時に、関市で災害による停電が発生した際、日産の販売会社から貸与するEV「日産リーフ」等からの電力供給を行うというもの。日産の日本電動化アクション『ブルー・スイッチ』活動としては211件目の取り組みとなる。

関市はすでに公用車としてEV「日産リーフ」を導入しており、今後もEVから電気を取り出す可搬型給電器の導入を進めるなど、環境に配慮したEVの普及に向け、環境・防災力向上にも努めていくという。

関市と日産は、EVを活用した、環境に優しく災害に強い持続可能なまちづくりを推進し、美しい自然環境を未来に残すため、更に連携を強化していくとしている。

「日産リーフ」を活用した脱炭素化、強靱化イメージ図

■同協定概要

(1)電気自動車の普及促進・利活用に関する事項
脱炭素化実現に向けたEV普及促進や、イベントでの連携
・脱炭素社会実現に向けたEVの普及促進やその積極的な活用
・市民の環境意識向上のためのEV普及啓発イベントでの連携
・「走る蓄電池」としてのEV活用、PR

(2)災害時における電気自動車の活用に関する事項
災害時における避難所等での非常用電源としてのEV活用
・災害による停電時に日産の販売会社が関市にEVを貸与し、関市が避難所等の非常用電源としてEVを活用
・市内での避難訓練や防災訓練におけるEVからの電力供給デモ実施

(3)環境教育の実施に関する事項
EVを活用した教育活動の実施
・「日産わくわくエコスクール」の実施など、環境教育での連携
・その他、市で主催する環境教育イベント実施の際の協力、連携

(4)その他、協議し必要と認める事項

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