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ナイルが運営する「かんたん宅食ガイド ラクタさん」は、子どものいる20代~30代女性1,104人を対象に、妊娠・育児中の食事に関するアンケートを実施し、結果を公表した。
■妊娠・育児中の食事は「自分で作る」が最多。出産後はスーパーやテイクアウトの利用が増加
妊娠中のときと育児中(子どもが0~2歳)のとき、自身や家族の食事をどのように用意していたか(複数回答可)を尋ねたところ、最も多かったのは「自分で作る」となり、妊娠中は79.1%、育児中は80.7%と、8割近い人が自身で食事を用意していることがわかった。
また、育児中は妊娠中に比べ、「コンビニ・スーパー」「テイクアウト」「自分・夫・パートナー以外が作る」の割合が大きくなっている一方で、「レトルト・冷凍食品」は育児中になると利用が減っている。
■食事の用意の悩みは「体力・気力がない」 出産後は後片付け、買い物、時間、食費などの悩みが増える
妊娠中・育児中のときの食事の用意に関する悩みを尋ねたところ、最多は「料理をする体力・気力がない」で、約半数が料理をすること自体に苦労していることが判明。
また、育児に入ると、「後片付けが面倒」「料理をする時間がない」「食費」「買い物が大変」「献立を考えるのが大変」が大きく増えている。子どもに手がかかるために、時間が足りずに後片付けや買い物にまで手がまわらなくなる人が多いのかもしれないと同社は考察。
また、出産後は何かとお金もかかるため、食費も悩みの種となってくると考えられる。
なお、「特にない」問う回答が妊娠中は7.7%、育児中は0.4%となっていることからも、子どもが生まれてからの方が食事に関する悩みが増えることがうかがえる。
■約半数はレトルトや宅配弁当を手抜きと思わないが、罪悪感を感じる人も多い
料理や片付けの手間がなく、時短になるレトルト・冷凍食品・宅配弁当などの商品やサービス。これらを利用することは手抜きと感じるかを尋ねたところ、「まったく思わない」22.10%、「思わない」26.81%となり、約半数は手抜きと思っていない結果となった。
レトルト・冷凍食品・宅配弁当などに頼ることに罪悪感があるかの質問では、「あまりない」「まったくない」の合計が43.75%、「とてもある」「まあまあある」の合計が41.30%となり、罪悪感がない人の方がわずかに多い結果に。
しかし数字は拮抗しており、手抜きだとは思わないが、利用することに罪悪感は多少ある人がいることがうかがえる。
また、「とてもある」「まあまあある」と回答した456人の罪悪感を覚える理由として、最も多かったのは「食費がかさむ」となり、育児中の食事の悩みでも食費が挙がっていたように、自分で作ればもっと安く抑えられるのにと感じている人が多いのかもしれないと同社は考察している。
また、食費に次いで多いのは「安全性が心配」「栄養バランスの偏り」で、健康面での心配もうかがえた。
■調査概要
調査方法:インターネット調査
調査期間:2023年2月20日~2月27日
調査委託先:ジャストシステム
調査対象:全国の子どもがいる20~30代女性
サンプル数:1,104人
年齢:
20~29歳:554人
30~39歳:550人
<参考>
ナイル「かんたん宅食ガイド ラクタさん」『妊娠・育児中の食事に関するアンケート』