SDGs販促を推進するインパクトホールディングスの完全子会社で、試食販売事業を展開するcabicとサツキャリ は、コロナ禍で自粛していた試食販売を、2023年3月より本格的に受注受付再開したことを発表した。

cabicとサツキャリ、3月より試食販売の受注受付を再開

政府は2月、新型コロナウイルスの感染症法上の位置づけが5月8日に 「5類」 へ移行するのに先立って、持ち回りの新型コロナウイルス感染症対策本部で、マスク着用ルールを3月13日に緩和することを決定し、屋内外を問わず、着用するかどうかは個人の判断に委ねると発表している。

また、小売12団体が政府・経済産業省の確認のもと作成している 「小売業の店舗における新型コロナウイルス感染症感染拡大予防ガイドライン 」 の 「追補」 が行われ、 「追補」 は、2月に変更された政府の基本的対処方針を踏まえ、5月8日をもって同ガイドラインを廃止すると発表。

上記の発表を受け、cabicとサツキャリ は、一定のガイドラインを設けたうえで本格的に試食販売の受注受付の再開に至ったとのことだ。

■試食販売推奨ガイドライン

各流通チェーンにより試食販売実施に関するガイドラインは異なるものの、現時点でのcabicおよびサツキャリが推奨しているガイドラインは下記の通り。

1.売場には必ず販売員が常駐する (販売員、もしくは店舗スタッフ)。試食台のみ設置し、販売員を配置せずに行う無人試食は禁止。
2.店内で調理を行う場合は、調理台のまわりを仕切りで囲って行う。
3.販売員は常時マスク、フェイスガードなどを着用する。
4.大声での呼び込みは控える。
5.使用する器具、備品などはアルコール消毒を徹底する (POPなども活用し、お客様にも周知)。
6.試食場所にアルコールを用意し、試食前後の手指のアルコール消毒を利用者に周知する。
7.試食後は利用者が速やかかつ容易に試食容器を廃棄できるよう必ずゴミ箱を配置する。
8.試食中は会話をせず、会話の際にはマスク着用を利用者に周知する。
9.密接・密集に留意し、試食時・待機時の利用者同士の距離を確保できるようスペース・配置に配慮する (POPなども活用)。
10.一度お利用者が手に触れた小分けした品はその場で廃棄する。
※ 上記条件で実施出来ない場合は、試食販売を自粛する。
※ 上記条件を尊守し、必ず店長、もしくは売場責任者へ報告する。

cabicおよびサツキャリは、 現時点では推奨しているガイドラインをベースに、新型コロナウイルスの感染症対策を行いつつ、試食販売の実施を再開しているが、今後も政府発表の方針に合わせるだけなく、利用者の反応を見ながら流通チェーン、食品メーカーと協議し、順次ガイドラインを変更して実施していく予定とのことだ。