エンターテインメントプラットフォーム「TikTok(ティックトック)」は、10代の子どもたちとその保護者、そしてコミュニティのための新しい機能改善と拡張を発表した。

今回の機能拡充では、視聴時間管理ツールに多くのカスタムオプションを追加し、10代の子どもたちのアカウントに新しいデフォルト設定を導入。そしてペアレンタルコントロールによる管理を拡充したとのことだ。

■視聴時間を管理しやすくするための変更点

TikTokは今後、数週間のうちに18歳未満(13歳以上)のユーザーが所有するすべてのアカウントに、1日60分の視聴時間制限を自動的に設定するという。

視聴時間の「適切な」時間や視聴時間が与える影響について、組織として明確な見解はないものの、TikTokは最新の学術研究とボストン小児病院のデジタルウェルネスラボの専門家と議論を重ね、制限内容を決定。

60分の制限時間に達した際、視聴を続けるためにはパスコードの入力が求められることにより、18歳未満のユーザーは時間を延長するかの判断をすることになるとのことだ。

視聴時間制限を自動的に設定

また、10代の子どもたちがサポートととして両親や保護者に向けペアレンタルコントロールに以下3つの新機能を追加。

●1日の視聴時間の制限を調整
保護者は、ペアレンタルコントロールを使用し、1日の視聴時間の制限を調整することが可能となる(曜日によって異なる制限時間を選択することも可能)。

スクリーンタイムダッシュボード
TikTokの視聴時間、開いた回数、日中と夜間の合計視聴時間の内訳を表示するスクリーンタイムダッシュボードをペアレンタルコントロールにも導入。

通知のミュート
保護者の方が設定できる10代の子どもたちへの通知をミュートできる新機能を導入。なお、すでに13歳から15歳のアカウントは午後9時から、16歳から17歳のアカウントは午後10時からプッシュ通知を受信しないように設定されている。

ペアレンタルコントロールに333つの新機能を追加

なおTikTokは、ペアレンタルコントロールに新機能を追加することに加え、近日中に全てのユーザーが曜日ごとに調整した視聴時間制限を設定したり、通知のミュートを設定することができるようにするという。

さらに、夜間にオフラインになる時間をより簡単に設定できるスリープリマインダーもリリース。自分で時間を設定し、その時間になると、ログオフの時間を知らせるポップアップが表示されるとのことだ。

スリープリマインダー

TikTokは今後も、現在稼働している機能を向上させていくだけでなく、新しい機能を導入し続けることで、人々が創造性を発揮し、有意義なつながりを築き、文化を創造するエンターテイメントプラットフォームをすべての人々が楽しめるよう、尽力していくとのことだ。