3月13日以降も屋内外問わず「マスク着用」派が多数 観光事業者は半数以上が着用ルール緩和を予定

アソビューは、新型コロナウイルス対策のマスク着用を3月13日より屋内外を問わず個人の判断に委ねる政府の方針を受け、アソビュー!会員6,902名に対して調査を実施し、春休みシーズンとともに到来する「脱マスク」と、生活者の外出意向に関する調査結果を発表した。

また、今回は同社の各サービスを利用する観光事業者535件にも運営方針を調査している。

「脱マスク」と、生活者の外出意向に関する調査

■調査詳細【生活者】

●脱マスク、6割超が外出意向「変化なし」。4人に1人が外出意向「高まる」と回答。
マスク着用ルールの緩和によって「外出・お出かけの意向に変化があるか」の問いに対して「変化がない」との回答が66%を占め、26%が「さらに外出したくなる」と答えた。

世代別では、特に10代が「さらに外出したくなる」と答える傾向となり、50代・60代が「外出意欲に変化はない」と回答する傾向が他世代より高いことがわかった。

マスク着用ルールの緩和によって「外出・お出かけの意向に変化があるか

●観光施設、屋内外問わず「マスク着用する」派多数。アウトドアアクティビティのみ、「マスク外す」が「マスク着用する」を上回る結果に。
外出先でのマスク着用意向に関する問いに対しては、「観光施設の屋外・屋内」「インドアアクティビティの体験中」いずれも「マスクを外す」の回答が「マスクを着用する」との回答を下回る結果となった。

特に屋内・室内では屋外に比べてその傾向が高く、密閉空間での「マスク着用」意識は依然として高いことが伺える。

また、空の下で楽しめるラフティング、アスレチック等のアウトドアアクティビティ体験中のみ「マスクを外す」との回答が、「マスクを着用する」を上回る結果に。

外出先でのマスク着用意向

●脱マスクの外出「不安」4割で最多、「不安はない」3割を上回る結果に。「嬉しい・楽しみ」は2割に届かず。
マスク着用ルール緩和以降の外出に関する心情調査では「不安」と回答したのは全体の4割を占め、「不安はない」と回答した3割を上回る結果となっている。

前向きに「嬉しい」「楽しみ」と回答したのは15%と、「不安」40%の半数以下。「嬉しい」「楽しみ」の回答傾向は10代・20代に高く、70代のみ「不安はない」の回答が他回答を上回る結果となった。

マスク着用ルール緩和以降の外出に関する心情

■調査詳細【観光事業者】

●約半数が「3月13日以降に利用者のマスク着用ルールを緩和する」と回答。うち7割が、屋内外を問わずマスク着用を個人の判断に委ねると回答。
「3月13日以降利用者のマスク着用ルールの緩和・撤廃をするか」という問いに対し、「する予定」の回答が45%を占め、次いで「分からない・未定」の回答が42%、「緩和・撤廃する予定はない」との回答は13%となった。

「緩和・撤廃する」と回答した事業者のうち、「屋内外問わず緩和・撤廃する」と回答したのは82%。うち10%が、声を発さない、十分な距離の確保するなどの条件を設定すると回答。

なお、屋外は緩和するものの、屋内のみ引き続きマスク着用を推奨すると回答したのは13%となっている。

【左】3月13日以降利用者のマスク着用ルールの緩和・撤廃をするか【右】変更内容

・従業員のマスク着用緩和「予定していない」「検討中・分からない」が7割超。
「従業員に対してマスク着用ルールの緩和・撤廃をするか」という問いに対しては、「検討中・分からない」が最多の42%、「緩和・撤廃をする予定はない」との回答が32%となった。

従業員のマスク着用ルールを「緩和・撤廃する予定」と答えたのは26%に留まり、事業者側の「脱マスク」はまだ先であることがわかる。

従業員のマスク着用ルール「緩和・撤廃する」と回答した事業者のうち、「屋内外問わず緩和・撤廃する」と回答したのは82%。うち12%はマスク着用の緩和・撤廃に条件を付けると回答し、条件の内容は「ソーシャルディスタンスの確保」が最多となった。

「屋外は個人の意向に委ねるものの、屋内のみ引き続き着用を推奨する」と回答したのは約1割となっている。

【左】従業員に対してマスク着用ルールの緩和・撤廃をするか【右】変更内容

●マスクとあわせて感染対策緩和「予定していない」「検討中・分からない」が8割超。
調査時点(2月時点)で行っていた感染対策の緩和については、「分からない・検討中」が43%と最多。「緩和・撤廃をする」「緩和・撤廃をしない」の回答はそれぞれ約3割弱を占め、方針が分かれる結果に。

感染対策の緩和について

緩和・撤廃する項目としては、先に挙げた「マスクの着用推奨・徹底(ゲスト、従業員ともに)」「検温の実施」「ソーシャルディスタンス確保の呼びかけ」が上位となり、一方「アルコール消毒液・パーテーションの設置(手指消毒の呼びかけ)」「換気の実施」「共用部(モノ・箇所)の消毒」は引き続き継続する項目として挙がっている。

これらを継続する理由は「安心・安全な環境の提供」の回答が6割以上を占め、安心して遊べる環境の提供をしたいという事業者の意図がわかった。

【左】緩和・撤廃する項目【右】継続する理由

【調査概要】
調査対象:
1.アソビュー!会員6,902名
2.アソビューのレジャー業界向けDX推進SaaS「ウラカタシリーズ」を利用または遊びの予約サイト「アソビュー!」の掲載がある観光・レジャー・文化施設の運営事業者535件
調査方法:インターネット
調査期間:2023年2月16日~21日

<参考>
アソビュー『「脱マスク」と、生活者の外出意向に関する調査結果

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