週休3日で企業の収益が増加 TRASP、給与変更なしの「完全週休3日制」を導入 年間休日は157日

TRASPは、2023年3月より制作部全体に「完全週休3日制」導入することを発表した。

TRASPは、従業員の心身のリフレッシュやプライベートの充実、生産性の向上、顧客満足度のアップを目的に、一部社員にて試験的に「完全週休3日制」を導入。

完全週休3日制を導入すると売上や生産性が下がるのではないか、といった懐疑的な意見もある中で、結果として企業の収益が増えるという好結果になったため、「完全週休3日制」導入に至ったとのことだ。

■「完全週休3日制」の概要

開始時期:2023年3月
対象:制作部の社員
該当日:毎週月曜日か毎週金曜日(担当業務により曜日決定)
給与:変更なし(報酬維持型)
勤務時間:1日8.5時間から9.3時間に増加
年間休日:147日から157日に増加
※1か月の日数の44%以下になる場合は日数を減らして調整(例:30日の場合は17日勤務)
※大型連休のある月は稼働日数が少ないため隔週週休3日制に変更(1月、5月、12月)

同社は、今回の試験導入で好結果を生んだ要因の一つは、待遇を変えなかったことにあるとしている。社員の給与水準や待遇、責任範囲、目標は一切変えなかったことで、より一層効率化やスケジュール管理を意識するようになったとのことだ。

なお、完全週休3日制導入にあたり、社員全員が同日に休むのではなく担当業務により「毎週月曜日」と「毎週金曜日」に休日を分けて、稼働日数は週5日変わらず対応。

組織づくりをはじめ、業務を分業化させ社員が業務に集中できる仕組みづくりを浸透させることで、完全週休3日制になっても業務を円滑に回すことができ、かつ収益増加も実現することができたとしている。

なお同社は、完全週休3日制以外にもテレワーク勤務やフレックスタイム制を導入しており、掛け合わせることでより社員が自由に働ける環境を提供。ワークバランスを尊重した働き方ができるよう、今後も積極的に取り組みを続けていくとのことだ。

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