Yahoo!ニュース、コメント投稿の携帯電話番号設定の必須化による効果を公表 「悪質なユーザー」ID数が56%減少

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ヤフーは、日本最大級のインターネットニュース配信サービス「Yahoo!ニュース」が提供する「Yahoo!ニュース コメント」への投稿における、携帯電話番号設定の必須化後の効果を公表した。

「Yahoo!ニュース」は、ユーザーがニュースに関する多様な意見を共有しあい、新たな視点を得るきっかけを創出することを目的として、2007年からコメント欄を提供。

「Yahoo!ニュース」では、誹謗中傷などの内容を含む投稿を禁止し、コメントポリシーに違反投稿の具体例をわかりやすく明示するなど、不適切なコメント投稿の抑止に取り組んでいるほか、24時間体制の専門チームによる人的なパトロールやAIを駆使して、投稿されてしまった不適切なコメントの削除などの対策にも注力している。

また、不適切なコメント投稿の対策として、2018年6月より、不適切なコメントを繰り返し投稿したアカウントについては、それ以降の投稿ができなくなるよう「投稿停止措置」を実施。

さらに、「投稿停止措置」を受けたユーザーが別のIDで不適切なコメント投稿を繰り返す行為を防ぐため、2020年10月より、「投稿停止措置」を受けたユーザーに対し、同ユーザーが保有する別のIDでもコメント投稿を制限するよう、対策を強化。

さらに一連の不適切なコメント投稿の抑止を強化するための施策の一環として、2022年11月、携帯電話番号の設定を必須化。これにより、複数IDをもちいて不適切な投稿を繰り返すユーザーへの対策がより確実に実施できるようになったという。

その結果、新たに「投稿停止措置」を受けるID数が56%減少し、悪質なユーザーを減らすことができたとのことだ。

また、携帯電話番号の設定必須化により、不適切なコメントの減少も確認できたとしている。

コメントポリシーに違反するコメントを複数回投稿しているIDに対して表示される、投稿時の注意メッセージの表示回数は、必須化前と比べると22%減少したとのことだ。(数値はいずれも必須化前の10月と必須化後の12~1月平均の比較)

「Yahoo!ニュース」は、今後も「Yahoo!ニュース コメント」においてユーザーが不適切なコメントを目にする機会をできる限り減らすとともに、投稿される多様な考えや意見によって、ユーザーがニュースに対する興味や多角的な視点を持つきっかけを提供し、健全な言論空間を構築するために努めていくとのことだ。

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