三井不動産レジデンシャル、東急不動産、東京建物、野村不動産、三菱地所レジデンス、清水建設株式会社の6社は、東京都中央区豊海町で推進している「豊海地区第一種市街地再開発事業」を着工したことを発表した。
なお、同プロジェクトは2027年の竣工を予定しているとのことだ。
■計画概要
1.多彩な機能を備えた商住複合大規模再開発プロジェクト。
同プロジェクトは、都営地下鉄大江戸線「勝どき」駅徒歩10分に位置する都心大規模再開発プロジェクト。“新しい都心ライフスタイル”を実現する様々な機能を導入し、高い利便性と憩いを備えた住環境の創出を目指す。
●2,077戸(予定)の住宅のほか、店舗、区民館、診療所、保育所等の生活利便施設を建物内に設置。
●2階、3階、51階、52階に共用施設を集約し、コロナ禍以降定着した在宅ワークに対応可能な個室ブース、ミーティングコーナー、テラススペースを配した多機能ラウンジや浜離宮を望むフィットネス、2層吹き抜けの開放的なビューラウンジ等を設置。
2.防潮堤整備による防災機能の向上。
現在、防潮堤の堤外地となっているエリアを堤内化するため、豊海小学校・豊海幼稚園敷地の南西側の防潮堤を整備する中央区、清澄通りのスロープと防潮堤を整備する東京都と連携し、同プロジェクト敷地内の防潮堤を整備することで、地域の防災性向上に寄与。
3.地域コミュニティ・交流拠点の形成。
豊海小学校・幼稚園の建替に伴う豊海運動公園の機能縮小(いこいの広場、児童コーナーなど)や勝どき・豊海エリアにおける人口の増加に対応するため、同プロジェクト2階に設置される集会所、キッズルーム等の一部共用施設を地域に開放。
また、外構部には、地域交流広場(約3,100㎡)、隣接する豊海運動公園と一体感のあるこども広場(約1,100㎡)、豊海運動公園に続くオープンスペース(約2,180㎡)など、多様な地域活動等に利用できる空間を整備することで、地域イベントにも活用可能。地域に開かれた多彩な空間を創出し、地域コミュニティ・交流拠点の形成を目指す。
同プロジェクトでは、「勝どき・豊海地区まちづくりガイドライン」に掲げる将来像“新しい都心ライフスタイルを育むまち勝どき・豊海”の実現に向け、多様な人々が快適にくらし、交流できる魅力ある街づくり、そして、持続可能な社会の実現・SDGsへ貢献していくとのことだ。