ポーラは、脂肪細胞の中性脂肪を減らす植物由来混合エキス(ラビットアイブルーベリー(葉・茎エキス)・ダイダイエキス・緑茶エキスの組み合わせ)を発見したことを発表した。

脂肪を熱に変換する機能を持つUCP1(※)のタンパク質量が増加していることにより、脂肪の分解が亢進されていることが示唆されたとし、同知見は、ポーラから発売される製品に応用されるとのことだ。

■植物由来混合エキスの中性脂肪量減少効果

3T3-L1細胞から分化誘導した脂肪細胞を使って、中性脂肪量を評価。植物由来混合エキス(ラビットアイブルーベリー(葉・茎エキス)・ダイダイエキス・緑茶エキスの組み合わせ)を添加すると中性脂肪量が19%減少された。

3T3-L1細胞から分化誘導した脂肪細胞を使って、中性脂肪量を評価

■植物由来混合エキスのUCP1タンパク質産生亢進効果

3T3-L1細胞から分化誘導した脂肪細胞を使って、脂肪を熱に変換する機能を持つUCP1タンパク質量を評価。植物由来混合エキスを添加するとUCP1タンパク質量が239%増加され、UCP1タンパク質量が増加していることにより、脂肪の分解が亢進されていることが示唆された。

植物由来混合エキスのUCP1タンパク質産生亢進効果

以上の結果からポーラは、植物由来混合エキスは多くの女性が年齢とともにつきやすく、落ちにくいと感じる皮下脂肪にアプローチし、お腹周りをすっきりさせるサポートができることが期待されるとしている。

(※)UCP1:褐色脂肪細胞のミトコンドリアに存在する特異的な分子脱共役タンパク質1(uncoupling protein 1)