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R&Cは、2月22日「猫の日」を前に『R&Cマガジン』にて猫の飼い主3,000人に猫の毎月の食費・トイレ代、突発的な医療費など、「猫にかかる費用」の調査を実施し、アンケート結果を公表した。
【日常的にかかる費用】
●猫の食費(主食/おやつ)
猫の食費は月々3,000円ほどとなったが、一生で計算すると約64万円という試算に。さまざまな費用のなかで食費がもっとも高額であることが判明。
●猫のトイレまわり(猫砂、消臭シート、排泄物の袋など)
猫砂をはじめとした「トイレまわり」は毎月2,000円弱と比較的少額な印象だが、一生で考えると約36万円にもなる。
●猫の消耗品(爪とぎ、シャンプー、おもちゃなど)
また、猫の生活にはいろいろな消耗品が必要になり、猫にもよるすが月々で1,200円ほどの費用がかかり、一生ではおよそ22万円がかかる見込みとなっている。
【ときどきかかる費用】
●この一年で猫の病気やケガの医療費
医療費は、猫の個体差が大きいものの一生で約46万円の見込みに。食費に次いでお金がかかるのが医療費という結果となっている。
●猫のワクチン接種の頻度、一度にかかる金額
ワクチンを接種している猫は50.3%で、「接種派」「非接種派」がほぼ同率という結果に。接種している場合はほとんどが1年に一度の接種であることがわかった。
また、ワクチン費用は一生で約6.7万円の見込み。一度の接種でかかる費用は動物病院によって差があるが、3,001〜6,000円という人が多くなっている。
●猫の健康診断の頻度、一度にかかる金額
健康診断を受けているケースはおよそ60%であることが判明。頻度は1年に一度というケースが大多数となっている。また、健康診断の費用は一生で11万円ほどかかるという結果となった。一回でみると1万円以内に収まるケースがほとんどとなっている。
●猫を迎えてから、エアコン(冷房)・暖房器具(エアコン暖房、床暖房、こたつ、ペット用暖房)の使用時間
冷房は地域や住宅環境によるが、一生で約26万円の見込みとなった(7〜9月のみの使用)。ひと月ではおよそ5,000円ほどかかる計算となり、また猫のために使用する暖房費用は、一生でおよそ39万円で、ひと月では約6,000円ほどの費用となる(12〜3月)。
【最初にかかる費用】
●猫を迎えた時、猫タワー、猫ベッド、爪切り、食器、トイレ本体などの必需品にいくらかかったか
猫関連の必需品は2.3万円ほどかかる結果となった。ただし飼い主の嗜好やお財布事情により差が出やすく、1万円以内に収める人が多い一方で10万円以上かけるという回答もみられた。
●猫を迎えた時、去勢/不妊手術代
去勢/不妊手術にかかる費用は1.9万円ほどという結果に。5,001〜20,000円という回答が多く、去勢手術か不妊手術か、そして動物病院によっても差があることがうかがえる。
●猫と出会ったきっかけ(ルート)
猫との出会いは、保護猫団体などからの譲渡がもっとも多く39.4%、一方でペットショップなどからの購入はもっとも少なく22.5%という結果に。
●ペットショップやブリーダーから猫を迎えた時の費用
猫を「購入」する費用は平均で18万円ほどという結果となったが、品種や購入先で大きな差が出るため、70万円以上という回答も見られた。なお、猫の譲渡の場合、費用は平均で4,000円ほどで済むことがかった。
0円というケースが多いが、譲渡元によっては費用がかかるケースもあるという。
●ペット保険加入率/ひと月あたりの金額
ペット保険は未加入が約76%、加入が24%で、大多数が未加入という結果に。加入している場合は一生(猫の平均寿命15.62年で計算した場合)で55万円ほどの費用がかかる見込みとなっている。
●猫のいたずらなど、予想外のトラブルでお金がかかったこと(医療費は除く)
猫が引き起こすトラブル、ハプニングでも予想外のお金がかかることも。なかでも多いのは家具などの修繕費用で、10万円を超えたという声が多数寄せられた。
【アンケート調査概要】
調査地域:全国
調査期間:2022年12月26日~12月27日
調査対象:2021年以前より猫を飼っている20~60代の男女3,000人
調査主体:R&C株式会社
調査協力:株式会社ディーアンドエム
<参考>
R&C『「猫にかかる費用」調査』