メタバース空間の実現へ セキュリティガイドラインを一部公開 作成コンテンツが偽物の空間でデリバリーされてしまうなど

一般社団法人セキュアIoTプラットフォーム協議会(SIOTP協議会)は、一般社団法人メタバース推進協議会、一般社団法人日本スマートフォンセキュリティ協会(JSSEC)と3団体連携し、2022年6月よりメタバース推進協議会内に設置したセキュリティ分科会において、メタバース空間におけるセキュリティガイドラインの検討を推進してきた。

同ガイドラインは、総務省と経済産業省をオブザーバーに迎え、各分野の専門家で議論を重ね、メタバースに関わるバリューチェーンを網羅的に整理し、ユースケースから課題を抽出し、対策・運用を協議してきたとのことだ。

今回、その成果のひとつとして一部を公開するという。

<今回公開するセキュリティガイドラインのユースケース>
●「本人認証・本人確認」
第三者がメタバース上で、本人になりすましアバターを登録するなど
●「サービスコンテンツの販売」
作成するコンテンツが偽物の空間でデリバリーされてしまうなど
●「デバイスの設計・制作」
デバイスの脆弱性を踏み台としたDOS攻撃の発生など

▼詳細・ダウンロードは以下
https://jmpc.jp/wp-content/uploads/2023/02/47cfadf4f713ce549607cdf764adbdcb-2.pdf

なお、同ガイドラインについては生活者視点で安心安全なメタバースの社会実装を目指すべく、加盟企業との意見交換会や実証実験などを通じて精査しているという。

来る2023年3月1日に、『セキュリティフォーラム2023年オンライン』を、「産業用途での活用が進む「メタバース」、セキュリティとプライバシー保護は?」というテーマで開催。

今回のフォーラムは加盟企業だけでなく、一般の人々にも広く参加できるようにしたとのことだ。

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