日本出版販売は、ローソンと連携し、2023年2月22日に「ローソン石巻相野谷店」を「LAWSONマチの本屋さん」として、リニューアルオープン。
「LAWSONマチの本屋さん」は、2021年からローソンと連携して展開している書店併設型店舗のブランド。2021年6月に埼玉県狭山市に1号店をオープンし、今回で8店舗目となる。
東北エリアにおいては、青森県の「ローソン田子町店」に続き2店舗目、宮城県内では初オープン。店舗では、弁当・おにぎり・デザート・ベーカリー・飲料などの通常のコンビニエンスストアの品揃えに加え、約2,000タイトルの本・雑誌の取り扱いを行うとのことだ。
書店軒数が年々減少しているなかで、日販は「人と文化のつながりを大切にして、すべての人の心に豊かさを届ける。」というグループ経営理念のもと、街に書店のある風景と、誰もが自由に本と触れ合える環境を守ることに向け取り組みを実施。
その取り組みの一つが、生活のインフラを支えるローソンと連携し「LAWSON マチの本屋さん」を全国に展開することで、これにより多くのマチの人々に本との出会いの機会を提供することを目指しているという。
「ローソン石巻相野谷店」がある宮城県石巻市においても書店は年々減少しており、人口1,000人当たりの書店坪数は、全国平均の約9.7坪に対し、約6.3坪に。
日販はこのような背景から、「ローソン石巻相野谷店」を改装して「LAWSONマチの本屋さん」としてリニューアルオープンし、本との出会いを提供することで、多くの利用者の生活に文化的な豊かさを届けるとのことだ。
また今回の店舗は、従来の7店舗とは異なり、書店部分の増床改築工事をせず、店内のレイアウト変更を行うことで、書店スペースを確保。これにより、「LAWSONマチの本屋さん」へのリニューアル需要が見込まれていながら、拡張スペースの有無や費用の面で書店併設が難しい店舗にも導入が可能となるとしている。
日販とローソンは、今後も地域の利用者の利便性向上を目的として、書店が少ないエリアを中心に、地域に根差した個性ある「LAWSONマチの本屋さん」の出店に取り組んでいくとのことだ。