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無料語学アプリ「Duolingo」を提供するDuolingoは、韓国語を学習している人または2023年に学習したいと思っている10〜50代の男女に、韓国語と韓国カルチャーに関する調査を実施し、「Duolingo Kトレンド2023」として発表した。
日本語話者向け韓国語コース開始から2周年を記念したもので、公式Twitterでは「#韓国語学んでやりたいこと」をつけて投稿すると世界初の3in1プロジェクター「Aladdin X2 Plus」が当たるキャンペーンを実施している。
また、2月19日には新大久保で公式キャラクターのDuoが、韓国語コース2周年を記念して制作した号外を配布するとのことだ。
■Duolingoの韓国語コース、2年でユーザー数が17倍に
Duolingoでの韓国語学習者は、2021年2月の韓国語コーススタート時から比べて約2年で約17倍、日本のDuolingoアクティブユーザーの内、約22%が韓国語を学んでいるなど、韓国ブームの影響が見て取れるとのことだ。
■韓国語学習のモチベーションは昨年に比べて2人に1人が向上
「韓国語学習のモチベーションは2022年に比べて高まっているか?」という質問に対し、20.7%が「非常に高まっている」、36.6%が「やや高まっている」と回答。
その理由は、「韓国ドラマが好きだから」「韓国旅行を楽しみたいから」「K-POPアイドルが好きだから」の3つを合わせて45.9%と約半分を占めており、エンタメや旅行といった娯楽が語学学習へのモチベーションの根源となっていることが分かった。
■約3割が週3回以上韓国語学習を実施。学習している人の内、2人に1人が1日あたり30分以上学習中
韓国語学習に対するモチベーションがある人は現在、約3割が週3回以上語学学習を行っているほか、学習している人の中でも1日あたり30分以上学習している人が半数を超えており、非常に熱心に韓国語学習を実施している様子が見受けられた。
■20代は特に熱心に韓国語学習を行っている
韓国語の現在のレベルは、10代、40代、50代では「全くわからない」、20代では「初心者レベル」、30代では「入門レベル」が最も多い回答となり、20代が特に韓国語学習を熱心に行っている様子が伺える。
■韓国語学習は動画やアプリ、教本がメイン。学習にかける金額は3分の1が無料
「韓国語学習は何を活用して行っているか?(複数回答)」という質問では、「動画」が47.5%、「アプリ」が45.6%、「教本」が36%となり、オンラインレッスンや対面語学教室を圧倒的に抑える結果となった。
さらに、月ごとの韓国語学学習にかけている金額は3分の1が「無料」と回答し、5,000円以下が約8割。自力でリーズナブルに学習する人が多いことが明らかとなった。
■20代の半数近くが週1回以上韓国語を使用している
韓国語の使用頻度に関する質問では、40%以上が週1回以上韓国語に触れているという結果に。
韓国語を使う理由は、「韓国のコンテンツを楽しみたい」が41.8%、「韓国の人とコミュニケーションを取りたい」が38.5%となり、ビジネスや資格試験を目的に学習されることの多い傾向がある英語に比べて、娯楽を目的として学習している様子が見られた。
■よく使う韓国語は挨拶のほか「ケンチャナヨ(大丈夫)」や「マシソヨ(おいしい)」など
韓国語の中でよく使う言葉に関するアンケートでは、「アンニョンハセヨ」や「カムサハムニダ」などのスタンダードな言葉がトップに。「ケンチャナヨ」「マシソヨ」「チンチャ」など、日常的に汎用性が高い言葉もランクイン。
■約3人に1人が韓国で最も魅力的なコンテンツは「食」。キムチ、トッポギなど日常グルメが上位に
韓国で最も魅力的だと感じているコンテンツに対する質問では、「食」が33.3%。
最も好きな韓国グルメについてアンケートを行ったところ、「キムチ」「トッポギ」「サムギョプサル」「ビビンバ」「キンパ」と、国内でも口にすることの多い韓国グルメがトップ5にランクイン。
そのほか、インスタ映えスイーツとして話題の「トゥンカロン」や、韓国発の激辛麺として知られる「ブルダック麵」などもピックアップされたとのことだ。
■好きなK-POPアーティストは「いる」が61.8%。長期間活躍するアーティストが人気の傾向
韓国語学習者の中で、好きなK-POPアーティストがいるか聞いたところ、61.8%が「はい」と回答。
最も好きなアーティストは「BTS」「TWICE」「SEVENTEEN」「東方神起」が3位までを占め、「BLACKPINK」「KARA」と女性K-POPアーティストが続いた。
■調査概要
調査方法:インターネット調査
調査対象者:10代〜50代の韓国語学習に意欲のある男女595人
調査実施日:2023年1月25日〜29日