食後にガムを噛むとその後4時間にわたりエネルギー消費量が増加 ロッテ、早稲田大学と共同研究を実施

ロッテは、早稲田大学スポーツ科学学術院の宮下政司教授らのグループとの共同研究により、「食後のガム咀嚼が4時間にわたってエネルギー消費量を増加させる」という研究結果を発表した。

■研究概要

デスクワークなどにより、長時間にわたり座り続けることが多い昨今、運動不足などによるエネルギー消費量の減少が危惧されている。

同研究は、座りながらでも手軽に行えるガム咀嚼を、食後に行うことでエネルギー消費量にどのような影響を与えるか、ヒト試験により検証することを目的として実施。

【対象】
20~60歳代の健常な男女13名(無作為化交差比較試験、エネルギー消費解析対象者)
【方法】
食事後にガム2粒を20分間咀嚼してもらい、ガム摂取から計4時間呼気代謝計測機でエネルギー消費量や糖質酸化量、食事誘発性体熱産生などを計測(コントロールとして食前45分間も呼気代謝計測器にて同様に測定)。また、対照試行においては同栄養成分のタブレット2粒で上記同様の測定を実施。

■研究結果

食後に20分間ガムを咀嚼することで、タブレット摂取した場合と比較し食後のエネルギー消費量、糖質酸化量、食事誘発性体熱産生などが4時間にわたって増加することが確認された。

研究結果

なお、同研究成果は「日本咀嚼学会雑誌(2022年32巻2号)」に論文掲載されたとのことだ。

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