埼玉県蕨市は、長引くコロナ禍と物価高騰から市民生活と地域経済を守る緊急対策を実施すると発表した。

内容は以下となる。

水道基本料金の無料化(4か月分) 1億4,910万円

市内の全ての家庭、事業所の水道料金について、基本料金を4か月分無料化
※中央・南町地域は4・6月検針分、錦町・北町・塚越地域は5・7月検針分

保育園・幼稚園・小中学校の給食費無償化(4か月分) 1億1,545万円

保育園、幼稚園、小中学校等に通う市内全ての子どもの給食費について、4か月分の無償化などを実施
※市立保育園・小中学校、民間認可保育園等の給食費を無償化(4~7月分)し、私立幼稚園・小中学校等の園児・児童生徒には給食費4か月相当額を助成

地域活性化・消費者応援事業 第4弾 6,951万円

市内消費の活性化による事業者支援や市民の暮らし応援、地域のキャッシュレス化推進を図るため、スマホ決済を活用したポイント還元キャンペーンを実施
※還元率20%、市内の対象店舗(原則大型店とコンビニを除く)で6月に実施予定

ポスト・コロナの地域活動への支援 1,297万円

コミュニティの中核を担う町会活動の再開を後押しするため、各町会に対し、地域住民の参加・交流などの活動への支援を行う「ポスト・コロナ町会活動再開支援事業補助金」、情報連絡や情報収集などに活用するタブレット端末の貸与を実施。

抗原検査キットの配備 140万円

次の感染拡大時に備えて、市民向け配布事業や備蓄拡充のため、抗原検査キットを追加購入。

総事業費は、3億4,843万円となる。なお、令和5年度当初予算で3月市議会定例会に提出予定でいるとのことだ。