ヤマト運輸は、2023年4月3日から、宅急便など届出運賃等を改定することを発表した。
国際情勢の不安定化による資源・エネルギー価格や原材料価格の上昇に伴うインフレ傾向に加え、労働力減少による賃金や時給単価の上昇など、2024年問題を控えた物流事業者を取り巻く外部環境は従前以上に厳しさが増加。
ヤマト運輸は、物流に必要なコストを運賃やサービス料金に適切に反映できていないこと、コスト上昇を吸収することが極めて難しくなっていることから、宅急便などの届出運賃などの改定に至ったとしている。
なお、ヤマト運輸は今後の外部環境変化による影響を適時適切に運賃等に反映させるため、年度ごとに宅急便などの届出運賃等を見直すこととし、物流パートナーとともに、輸配送ネットワークの維持・強化と、利用者により良いサービスを提供し続ける環境構築に努めていくとのことだ。
2.改定内容
対象:宅急便、宅急便コンパクト、EAZY、国際宅急便
改定日:
2023年4月3日
運賃改定率:約10%
※サイズ、配達先などにより改定率は異なる。